6凧、凧、あがれ!

その六~作太郎~

三人が小料理屋に着いた時には、もう作太郎は仕込みにおわれていた。
「父ちゃん、どこいってたんだ? 風邪ひいてるんだから、寝てなくちゃ、だめだろう。まったく、この忙しい時に、余計な心配かけさせないでほしいんだけど」
「ごめんな、作太郎。せっかくのかきいれ時ってときに、風邪なんかひいちまって、ごめんな。父ちゃんのかわりに助っ人つれてきたんだ。ああ、だめだ。またなんか熱が上がってきたみたいだ。ごめんな。作太郎。じゃ、涼次さん、頼む」
源太は早々に奥に消えた。

「さあて、何から手伝おうか? 」
涼次が腕まくりをして意気込んだ。
「じゃあ、これとあれを切ってもらって…。それから、あ、これも洗って」
作太郎の指示にも、食道楽の涼次は手馴れたものだった。何を作るのかがわかれば、ほいほいと手早く準備する。仕込みも終わりほっとしたのはつかの間であった。店は大人数でごったがえしている。作太郎は、作ることに、配膳にと、忙しく立ち回る。きびんな動きだが、あまりの人の多さにさすがの作太郎にも少し疲れがみえた。客も少しいらだっているようだった。

「ちょっと、とろろ飯、まだかい? 」
「ご、ごめんなさい。すぐ持ってきます。えと、めざしと飯です」
「おい、おい、めざしはこっちだよ」
「あ、すみません。ほんとに、ごめんなさい」
頭を下げて回る作太郎だった。

大五郎は作太郎の様子をじっと見ていた。
注文を聞く。その頼まれた料理を作る。持っていく。代金をもらう。

作太郎は、誰の注文だったかと迷った。とっさに大五郎は、その盆を持って行った。
「あ、あれ? 大五郎ちゃん大丈夫? 」
大五郎は、器用な手つきで盆を運んだ。
「はい」
「おお、こりゃあ、めんこいなぁ。ありがとよ」
いらだっていた客の顔も思わずほころんだ。

その後も、涼次が作る料理を作太郎よりも先に大五郎は運んだ。
「大五郎ちゃん、すごい!」
大五郎という助っ人で、疲れていた作太郎も元気を取り戻した。
「毎度あり~! 」
作太郎の元気な声につられ、大五郎も同じようにまねをしてみた。
「まいどありい」
「いいぞ、大五郎ちゃん」
作太郎もますます大声をはりあげ、大五郎は笑顔でこたえた。
その日、店は大繁盛のうちに幕を閉じたのであった。

大五郎は、そのまま作太郎の家に泊ることとなった。

深夜、源太は喉の渇きを覚えた。
「み、水……」
しかし、起き上がる力はまだなく、また眠りに落ちていった。源太は唇に冷たさにまた目を覚ました。大五郎と目と目があった。大五郎は、手ぬぐいをしめらせ、口元を拭いてくれていたのだ。
「ありがとう。大五郎、お前も、眠たいだろ。休みな……」
大五郎は水の入った茶碗をそっと差し出した。
「はい」
そんな二人の気配に作太郎も起きた。
「大五郎ちゃん、今度はおいらが父ちゃんの面倒みる番だ」
「おまえら、二人で看病してくれたのかい……すまねえな。ありがとうな……」
冷たい水と二人の優しさが源太の身にしみた。

7凧、凧、あがれ!

その七~弥生~

源太は、数日してやっと具合がよくなり、店に出られるようになった。作太郎と大五郎の店での仕事ぶりも評判を呼び、ますます店は繁盛していた。そんな矢先であった。

「大五郎ちゃん、今日も一緒にお風呂に入りに行こう! 」
いつもなら元気良くうなづく大五郎なのだが、その日はなぜだか、返事がなかった。
「大五郎、どうした? 」
異変に気づいた源太が大五郎にかけよると、大五郎は、源太にそのまま体をあずけるようにして倒れこんだ。
「だ、大五郎! い、いけねえすごい熱だ! 」

大五郎の熱は下がる気配をみせなかった。心配した源太は医者に駆け込んだ。

「弥生先生! 見てくれねえか! 熱が下がらないんだ」
水原弥生は、お産も接骨もなんでもこなす、よろずや女医師である。

「わかったわ。お布団敷くからちょっと待って」
弥生は大五郎を寝かせる。
「そこで飯屋やってる源太って言います。おいらの風邪がうつったに違いないんだ…おいらのせいだ」
「そんなにあわてないで。えと、飯屋っていうと…ああ、こども二人がかわいらしいって、あの評判のお店ね! 」
「この子は大五郎って言います。涼次さんから預かった大事な子なんです。作太郎の弟みたいな、おいらにとっても息子みたいな。いや、もう、おいらにとっても息子です! 先生、熱を下げてやってください。このままじゃ、弱って死んでしまう! 」

まくしたてる源太に、弥生は静かに優しく微笑んだ。
「作太郎ちゃんにもうつることがあるかもしれないから、この子は、二、三日ここで預かったほうがいいわね」
つき添う、という源太を弥生はやんわりとさとす。
「あなたのことも心配よ。だいぶまいってるみたいよ。病み上がりの上に、そのぶんじゃ、毎晩徹夜で看病していたんじゃないの? いいから、今晩は帰ってお休みなさいよ、ね。」
後ろ髪をひかれる思いではあったが、水原弥生に大五郎をまかせて、源太は医院を後にした。

「弥生さん、病人かい? 」
源太と入れ違いに、八兵衛が顔を出した。
弥生は八兵衛の家に居候して、医院を開いているのであった。
「おや、この子は? 」
八兵衛は番屋の前でぶつかったことを弥生に話した。
「小料理屋の源太さんの口ぶりでは、源太さんの子供でも、涼次って人の子でもなさそうなのよ」
「ふむ……」

「ちゃん……」
熱にうなされる大五郎のつぶやきが聞こえた。
「苦いけれど、少し飲んでみてね」
大五郎の体を起こして、弥生は薬を飲ませた。
「具合はどうなんだい」
「だいぶ弱ってる。でも、強い子だわ、普通の子だったらとうに……」
死んでいる。という言葉を弥生は濁した。
大五郎の体はふるえている。
「寒いのね。まだ、熱があがるかもしれないわ。もう少し、お布団かけようね。八兵衛さん、あなたの布団も持ってきて」
「ええ? 私のも? 」
八兵衛は一瞬躊躇した。

「早く! つべこべ言わない! 急ぐんです。今日、明日が山かもしれないのよ。一晩ぐらいどってことないでしょ」
「はい!持ってきます」
八兵衛は弥生の勢いにおされる。
「ああ、そうね。寒ければ、私が温めてあげましょうか? 」
弥生はいたずらっぽい目をして、八兵衛ににじりよった。
「いえ、大丈夫です。そ、それは、ご、ご遠慮いたしますです。少々お持ちください。お、お布団、お持ちいたしますです」
八兵衛は、弥生の視線をさけるように、そそくさと部屋に戻っていった。
「もぉ!八兵衛さんったら」
弥生は頬を少しふくらませた。

「ちゃん……」
またしても、大五郎のかぼそい声がし、弥生の顔はひきしまる。
「かわいそうに。でも、がんばるのよ。がんばるのよ、大五郎ちゃん」

8凧、凧、あがれ!

その八~おやい~


弥生の心配どおり、大五郎の熱は次の日が来ても下がるどころかますます上がった。 早朝、源太、作太郎も心配して見舞いに来たが、見守るだけで、どうすることもできない。二人は商いのために、大五郎を気にかけながらも帰っていった。

「熱が上がりきったら、あとは下がるだけなんだけど……。だけど、それまで、この子の体力が持つかどうかか鍵だわ。がんばって大五郎ちゃん」
弥生の思いが通じたのか、昼すぎて大五郎は汗をかきだした。
弥生は、こまめに大五郎の汗をふき、白湯を飲ませてやっていた。
もうすぐ峠を越えられるはず。と、弥生は思った。

「弥生先生!」
と、一人の男が飛び込んできた。
「かかぁが産気づいて。もうすぐ生まれそうだ。先生、来ておくんなさい」
「わかったわ。今すぐ用意します」
しかし、弥生は、大五郎を残していくのがためらわれた。
「ああ、八兵衛さんもいないし、どうしよう。困ったわ」


「弥生さん! 」「弥生先生! 」
なつかしい声がした。
「お、おやいちゃん! まぁ、市之丞さんまで」

おやいは、八兵衛の家に同居していた娘である。生き別れとなっていた父親が見つかり、この家を去っていったのが数年前のことである。

市之丞は、北町奉行所与力・青山久蔵の一人息子。だが、医学に興味を持ち、弥生の元で学び、数年前に長崎に留学したのであった。江戸を離れていた二人との再会であった。

「まったくの偶然なんですが、そこで会ったんです」
市之丞の挨拶をさえぎり、弥生は声をはりあげた。
「いろいろ話したいんだけど、ごめんなさい。さっそくだけど、二人にお願いできないかしら。頼んでいいかしら」
弥生は、大五郎の世話を二人に頼み、安心して出かけることとなった。

二人は汗をかいた大五郎の着物を着替えさせたり、白湯をこまめに飲ませたりした。二人の看病のおかげで、大五郎の熱は下がりはじめ、寝息もおだやかなものとなっていた。

「ひとまず、安心だな。ああ、おやいさんに話したいことたくさんあったのに、何にも話せなかったな。私は、もうあさってにはまた長崎へと戻らねばならないのですでしょう」
「ええ、そんなに早く?…今日は一緒にいることができて、なつかしかったです……。ああ、それより、そんな短い間しかいられないのなら、大変! 父上さま、青山さまがお待ちですよ。早くご実家にお戻りくださいませ。後は、私に任せてください」
おやいは、あわてて市之丞をせきたてた。おやいのその手を市之丞は、握り締めた。
「市之丞さま……」
二人の視線が絡み合ったが、市之丞から視線をはずした。
「おやいさん、では」
市之丞はおやいの視線をふりきるように、実家へと戻っていった。


夜になり八兵衛が勤めから帰宅した。いるのが弥生ではなくおやいであることに気づき、驚く八兵衛である。
「弥生先生は?」
「お産で出かけられました。でも、まだ戻ってきてません。おぁっつぁん、晩のごはん、一緒に食べましょ。それとも、弥生さんが戻られるのを待ちましょうか? でも、おなかすいちゃったし、たべちゃおうか、おとっつぁん」
八兵衛には、おやいの笑顔がまぶしく思えた。

「おとっつぁんか……。まだ、そう呼んでくれるのかい? お前にゃ、もう本当の父親がいるっていうのに」
「人には、おっかさんと、おとっつぁんがひとりずつ。私には、おとっつぁんが二人いるの。それは……、とってもしあわせなことだわ。人より、二倍もしあわせってことだもん。あ、でも、おとっつぁんってもう呼んではいけないの? ねぇ、おとっつぁん。あ! やだ、私ったら、また……」
「おやい…」
八兵衛は言葉に詰まった。
「そんなこと……、そんなことあるわけねえじゃねえか……」
「おとっつあん」
八兵衛とおやいの目に再会のうれしさの涙が浮かんだ。

9凧、凧、あがれ!

その九~仏田邸にて~

大五郎は夜更けに目がさめた。そばには、昼間世話をしてくれたおやいが寝ていた。大五郎は娘を起こさないようにと、暖かい布団からゆっくりと抜け出した。大五郎は、屋敷の中を歩き回り、灯りがともっている部屋を見つけた。そこでは八兵衛が凧を作っていた。

「おや、目が覚めたのかい? 大丈夫かい?」
大五郎は、着物の前をおさえた。
「おお、そうか、わかった。厠だな」
大五郎はうなづいた。事をすませ、八兵衛の部屋に戻ると、大五郎は凧に見とれた。
「病気が治ったら遊ぼうな。さあ、布団に戻ろう。こんなとこ見られたら、弥生さんになんて言われるかわかんないし。『何してるんですか! 』って鬼みたいな顔で怒られちゃうよ。いや、鬼より怖いかも。さあ、早く寝よう、鬼がいない間に。おそろしい鬼がいない……」

「誰が鬼ですって! 」
「や、弥生さん! 」
「何してるんですか! 」
「ほうら、言ったとおりだろう。『何してるんですか! 』って」
「八兵衛さん、あなた、病気の子を連れまわして何してるんですか? ]
「厠に連れて行っただけです。はい、今、寝間に戻るところです」
「そうね、鬼がいない間にね」
くすりと大五郎が笑う。弥生は、大五郎の額に手を当てた。
「あ、だいぶ熱が下がったようね。でも、油断は禁物。早く寝ましょうね。熱が下がってもあの人に近づくと、あんぽんたんがうつっちゃうかもしれないからね。さ、寝ましょうね」
「あ、あんぽんたんって、ほかに言いようがないのかねぇ」
苦笑する八兵衛である。


翌日の朝には、大五郎は熱も下がり食欲も旺盛だった。おやいが作った粥をおかわりして食べた大五郎である。
「そんだけ、食えれば大丈夫だ」
きちんと正座し、行儀良く食べる大五郎を見て、八兵衛は褒めた。弥生は、大五郎の看病と昨日のお産で疲れたのであろう、まだ起きてはこなかった。
皆が食べ終わると、おやいが立つ前に器を下げる大五郎である。
大五郎は、小さな手で食器を洗う。
「手伝ってくれるのね。一緒にしましょ」
大五郎はうなづき、おやいも笑顔で洗い場に並んだ。

「おはよう」
弥生がようやく起きてきた。
「よかった。大五郎ちゃん、もう大丈夫のようね。でも、今日は、一日この家でおとなしくしてなさいね。夕方には、源太さんち連れて行ってあげるからね」

大五郎は、弥生の食事を膳に並べた。
「はい、どうぞ」
「ありがとう、いただきます」
ほんの小さなことではあるが、看病してくれた皆に大五郎はせめても、礼がしたかったのである。

「今日は、八兵衛さん、非番なの? 」
着替えもせずにのんびりしていた八兵衛に弥生が問う。八兵衛は、大きくうなづいた。
「うん、また内職しようと思ってる。ああ、そうだ、凧! 夕べ気になってたようだったよな、大五郎」
「まだ、外に出ちゃあ、いけませんよ」
弥生の目が険しくなる。
「心配しなくても大丈夫、部屋でおとなしくしてるよな」
大五郎はまた大きくうなづいた。

八兵衛の凧作りをおとなしく見ていた大五郎であったが、内心は手伝いたくてうずうずしていた。
「やってみるかい? じゃあ、そこをちょっと持って、そうそう」
大五郎は手伝いをしつつ、最後には自分も凧に絵をかかせてもらった。
得意げに絵を掲げる大五郎に、上手いじゃないか!と、またまた目を細める八兵衛であった。 大五郎という小さな助っ人のおかげで、凧作りも思った以上にはかどった。
「いつもより、たくさんできたよ。ありがとうな大五郎」
絵を描くのははじめてだったが、涼次のあの絵をまだ大五郎は覚えていたのだ。筆を持ち、それを紙に向かって進ませることが楽しかった。
また、礼を言われたことで、大五郎は自分も役に立つことができたと、うれしい思いでいっぱいになっていた。

「旦那、大変だ! 事件だ」
岡っ引きの徳松が飛び込んできた。
「よし、わかった。大五郎、凧作りはひとまず、おあずけだ。すまねえなぁ。おやいや弥生さんと一緒にいてくれな」
八兵衛は徳松とともに、出かけていった。


「大五郎ちゃん、八兵衛さん、おやつがあるから一緒に食べましょう」
弥生が、部屋を覗いたが、そこには誰もいなかった。
「もう、あれだけ言ったのに、二人で凧あげにでも行っちゃったのかしら? 」

大五郎は、徳松の十手と「旦那」という言葉に反応し逃げ出したのである。そのことに誰も気づかなかった。

10凧、凧、あがれ!

その十~北町・南町の同心たち~

八兵衛は翌日、北町奉行所にて花田孫右衛門と話をしていた。
「もう、弥生さんがかんかんなんだよ。『八兵衛さんがちゃんと面倒みてないからですよ』って怒っちゃって、怒っちゃって。もう大変だよ」
「それにしてもどこへ行ったんだろうね」
「ああ、飯屋の源太たちも心配している。今、兵助と一郎太があたってくれてるんだが」
「で、青山さまは? 」
「ああ、市之丞さまが久々に里帰りされたとかで、お休みを取られてますよ」

「ええ、青山さま、お休みなの~!」
「けっ、人には働け働けっていっといて」
吉岡源吾と磯貝総十郎が、奥から顔を出してくるなり、声を荒げた。
「再会と称して、二人して昼間っから酒かっくらってるんじゃないですかね? 」
「自分は息子とのんびりかよっ!まったくもう!やってらんないぜ! 」
「まぁ、まぁ、磯貝さん落ち着いてくださいよ」
八兵衛が憤る磯貝をなだめる。

「しかし、『大五郎』って名に、覚えがあるな。それに芥子頭……といえば……まさか……」
孫右衛門は、何かを思い出したように書庫へ向かった。


北町奉行所同心の松井兵助と古川一郎太は江戸の町を探索していた。同じ頃、南町奉行所の渡辺小五郎と大河原伝七も大五郎を捜索していた。

「ああ、めんどくせえなぁ。探すって言ってもけっこう広いぜ、この界隈。でもさ、ガキなんだから腹が減ったら、帰って来るさ。別に待ってりゃいいじゃねえか」
「だけど、病み上がりということで心配して届出が出たんですよ。ガキじゃありませんよ。大五郎って名があるんですから。渡辺さん、そんなこといわずに探してあげましょうよ。小さな事件もこつこつと解決してこそ、庶民の味方の同心なんです。そう思いませんか?ねえ」
「そうだな。よし! 」
「そうでしょ。そうこなくちゃ、さあ、行きましょう」
「お前一人でやれ。 お前ならできる。がんばれ」
小五郎は伝七を一人残して去っていった。
「もう、渡辺さん!」

「おう、大河原! 」
声をかけたのは、兵助と一郎太である。
三人は、探し人が同じく大五郎だということに気づき、三人で手分けして探索をすることにしたが、三人は大五郎は見つけることはできなかった。

伝七と別れ、ふらふらと歩く小五郎の足元に、瓦版の声が耳に入った。

「あの子連れ狼が死んだ事の始終の続きだよ~。拝一刀が果し合いの末に死んだって噂は噂じゃなかった。遊び人の金字がその場を一部始終を見聞したってことだよー。双方すさまじい戦いの末、朽ち果てた。そのことが書いてあるよ。ほらほら、買った、買った!」

小五郎は、風に舞った一枚の瓦版を手にした。
「狼の子は行方知れずに。拝一刀の一子。……だい……ごろう……」
小五郎の顔色がかわった。

同刻、北町奉行所の4人は孫右衛門から一枚の手配書をみせられていた。
~刺客拝一刀、並、一子大五郎~

「似ている、しかし、まさかあの子が」
八兵衛は絶句した。
「子連れ狼! 」
「狼の子! 」
「今、町中じゃ、子連れ狼は死んだとかいう噂だが」
「八兵衛さん、あんた大変なお子と関わったんじゃねえですかい? 」
孫右衛門の言葉に愕然とする八兵衛だった。
プロフィール

ひらたま@でんぷん

Author:ひらたま@でんぷん
山口県在住 
女性(若くないです)
O型、蠍座
八丁堀の七人と、子連れ狼の大五郎が好き

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