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4幸村伝説殺人事件

その4
第ニ章 わらべ歌

浴衣に着がえたひらとみんなは青山の死体をそのままにして、大広間に集まった。
「痛え、またお腹痛くなってきた」あきひが腹をかかえてうずくまった。
「私がついていきましょう。何かあったら大変です。ひらさん、みんなを頼みましたよ」
お師匠さまがあきひを支えるように出て行った。

「青山さんが、死んだなんて。まだ、彼女の似顔絵描いてなかった」
ぽっと出の絵人がぽつりと言った。まゆみは、騒動に目を覚ましたが、紅葉は相変わらず寝ている。ゆすっても起きない。
「うそ寝でもないようだし、起こさずにいよう。起きている方が悪夢だ」蘭がうめいた。

みんなの話をまとめると、青山の生存は宴会の最初までは確認できた。
「そうすると、死んだのは宴会の途中だな!」
ひらが叫んだ。
「宴会の時なんて、みんなめちゃくちゃやってて誰が何してたなんか覚えてませんよー誰のアリバイも証明できないっすよー」ザビエルが悲痛な声をあげた。

その時、ナタまめは大声をあげた。
「あっ、私、花火のような音を聞きまいた!あの時吊り橋が落ちたなら、犯人は、青山さんを殺して逃げ出したんですよ!」
「でも、密室だったんでしょ!」ヤスベエの言葉に、みんなはさらに頭をかかえた。
「幽霊のしわざ?」まゆみは震える声で言った。
「そんなばかな!」万左衛門は首を振った。

「きちがいじゃが……しかたがない」
と、あかねが、ぽつりとつぶやいたのを、ひらは聞き逃さなかった。

「それにしても遅いね、あの二人」ヤスベエが言った。
「私が、見てこよう!」
「僕も行きます!」
蘭と万左衛門が、トイレに走ると、お師匠さまが戸口で待っていた。

「もう!落ち着いてできません」
あきひがうーうー呻く声が聞こえてきた。
「う~出ないよ……」
「しょうがないなあ。だいたい下ネタは拙者の専売特許なのに。まあ、戸口で待っててやるよ」
「お師匠さま、私たちが代わりましょう。なあに、幽霊の一人や二人ひねりつぶしますよ」
蘭は、万左衛門とともにトイレの前で、見張りに立った。
プロフィール

ひらたま@でんぷん

Author:ひらたま@でんぷん
山口県在住 
女性(若くないです)
O型、蠍座
八丁堀の七人と、子連れ狼の大五郎が好き

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