スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2裸探偵ひら忘却の岬

安楽椅子探偵と忘却の岬 の内容や謎解きに触れています。まだみてない方は読まないでください。


だめよー。

だめ


だめー。











第二話「携帯音の謎」

「あなたが真犯人ですね、真紀さん」

この男の言葉に、警察へ行きかけた正太郎ら、事件関係者が一斉に戻ってきた。
「まじ、まじ、まじ~~~」
「なんだ、なんだ~」
「ええ~、私が犯人なのに、犯人役っていちばん要のおいしい役なのに、ひどいわ、ひどいわ~~」
もう、岬は大騒動になってきた。うろたえる卓也を尻目に真紀は男同様仁王立ちとなり、大声をはりあげた。

「いいわ、じゃあ私が真犯人であるという、その推理を聞きましょう」

「おお~~~パチパチパチ~~」
真紀の挑戦的ともいえる態度に、日向以外は皆一列に勢ぞろいし拍手した。

男は自分の推理を話し始めた。
「まず、被害者である立石カメラマン。この立石さんが、真紀さん卓也さんと岬への小道で出会い、写真を撮った。指名手配犯の卓也さんに気づいて110番した。しかし通じなかった。ここまではいいですよね」
「うん」
全員がうなづいた。
「そのあと、立石さんは電話を借りに宗谷邸に立ち寄り、その結果殺されてしまうことになる」

「ちきしょう~~、電話なんか借りに行かなきゃよかったぜ~」
立石が幽霊の扮装で悔しがった。
「後の祭り、後の祭り」
「はいはい、推理の邪魔、邪魔、死んでてね~」
立石は、泰江の酒を奪って酔っ払っている日向に、レンガでまた一発くらって倒れてしまった。


男「真紀さん、あなた、忘却の岬からの帰りに立石さんと会ったんだ。そして、立石さんに卓也さんのことでしつこくつきまとわれた」

~~回想シーン~~

立石「ねえ、今一緒にいた人って、指名手配犯じゃないの?」
真紀は立石を無視して、宗谷邸へと歩く。
立石「ねえ、教えてくれないかなぁ、あの・・そうだ、名前はたしか・・潮野、潮野卓也だったよね。宗谷邸にかくまわれてるの?ちょっとでいいから教えてくれないかなぁ」
真紀「知りません!」
立石「なんでだよ?殺人犯だぜ!教えろよ!くそ、もう一回警察に電話しよう。今度は繋がるかもしれない」
真紀「待ってください」
真紀は立石の携帯を奪おうともみあいになる。
携帯のボタンが次々におされていく。
突然鳴り響く着信音。
立石着信音を止める。
真紀は立石の顔を真剣なまなざしでみつめる。
真紀「お願いです。警察には電話しないでください」
立石「ふうん。わかった。じゃあ電話しない。でも取引だ。あんたのその願いをかなえるかわりに俺の願いもかなえてもらおっかな?もう少し、あの潮野の話が聞きたい。いいだろ?話を聞くぐらいなんだから」
立石の目の奥の底があやしく光った。
真紀「ええ、じゃあ、今夜この場所で」
真紀は、宗谷邸に向かって走り出した。

~~回想シーン終わり~~

正太郎「ちょっと待て。電話がかかってくるのはおかしいぞ」
佐多医師「そうだ。携帯電話が使われたのは、立石自身が110番に電話したのが最後だ。そのあと、受信記録はなかったはずだ」

男「これは、電話がかかってきたのではなかった。もみあううちに立石の電話のボタンがめちゃめちゃに押された。その時、偶然にも着信音が鳴ってしまったのだ!この事件において、犯人の第一のポイント『着信音がでかいことを知っている人物』これにあてはまる!そして、犯人の第二のポイント、『ストーブ探しを知っていた人物』、これにもあてはまる。この二つのポイントをおさえることになる。よって、佐多真紀さん、あなたが犯人だ!」

「え~~、それってめちゃご都合主義~~」
「そんな伏線シーンなかったよね~」
「そもそも、ちょっと触ったくらいじゃ着信音だけ鳴らそうと思っても無理だよね~」

海馬地区のみなさんからブーイングをあびても男は動じなかった。
「そうです。この事件はおそろしい偶然が重なったのです!」

もう一人、動じなかった人物がいた。真紀だった。
「わかったわ。でもね、いちばんの問題があるわ。私が犯人だっていう証拠よ!証拠があるの?」
プロフィール

ひらたま@でんぷん

Author:ひらたま@でんぷん
山口県在住 
女性(若くないです)
O型、蠍座
八丁堀の七人と、子連れ狼の大五郎が好き

最新記事
カテゴリ
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ
FC2 Blog Ranking

検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。