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15狙われた看板娘

15

孫右衛門は静かにつぶやいた。 
「誰かに対する返事だったんでしょうか。」
「たぶんそうだ」
八兵衛は、大きくうなづいた。

兵助と一郎太が戻ってきた。お雪の見張りは徳松に任せ、二人は、盗賊「はやぶさ」の探索に出向いていた。

「評定所に出向いてみました。どうやら、はやぶさの野郎、私たちが思った以上に、数多くの店で盗みを働いていました」

「店の者たちに話を聞いてみたところ、いなくなった番頭や、仲居の仕業だと思っていたようです」

源吾は、政吉の尾行や聞き込みを皆に話して聞かせた。
「政吉は、大工とかいいながら、家には、大工道具が見当たりませんし、現場に行ってる様子もありません。飲み仲間が数人いたので、お雪が襲われた時のことを聞いてみると、その時には、皆で飲んでいたようなのです……。くっそ、あいつ、めっちゃ、怪しいのに。」

その言葉に磯貝総十郎が、
「よし、政吉を引っ張ってこよう!この磯貝の責めで吐かせてやるぞ!」
と叫んだが、「吐きゃしねぇよ。大体、証拠はあるのかい?疑わしいだけじゃ、どうにもならないぜぃ」と青山に言われて、おろおろしてしまった。

源吾は、お雪の『はい』の文字を、八兵衛とともに見いっていた。
「何に対する、『はい』なんだろうな……。わかってるのは俺の恋文に対する『はい』じゃないことはわかってる。……政吉なのか?」

「それも、まだわかんねぇよな。わからねぇ、わからねぇと言っててもしょうがないぜぃ。確かな証をここに持って来な」

「青山様、お雪がまた襲われるってのに、見張りが徳松だけでいいんですか?」との八兵衛の問いにも、「ああ、手は打ってあるからな」青山はそれだけ言うと、その場を辞した。

「あーー、むかつく!いっつも、自分だけが知ってるみたいな顔して!

磯貝が青山がいなくなったと同時に大声を出した。

テーマ : 時代劇
ジャンル : テレビ・ラジオ

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ひらたま@でんぷん

Author:ひらたま@でんぷん
山口県在住 
女性(若くないです)
O型、蠍座
八丁堀の七人と、子連れ狼の大五郎が好き

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