最終回感想八丁堀の七人

「八丁堀の七人」の作品は誰のためのものであるか?
著作権は、もちろん、テレビ朝日と東映にあります。

視聴のターゲットは、初期のシリーズで主題歌に使われてるのが、中西圭三さん、来生たかおさん、鈴木雅之さん。軽やかな楽曲から考えて、中年から若い世代へアピールしているのではと考えます。

本放送時見ていたときに連れが、「八丁堀は展開がはやいので、年寄りはついていけないんちゃうか?」とも言っていたので、ターゲット中年~青年説をとりたいと思います。

時代劇マガジンでプロデューサーの対談が掲載されていました。
視聴者の思いを良い意味で裏切っていきたい。という気持ちが脚本家の中にはある。という話題がありました。

常に、視聴者の考えの先を行く。新しいものを見せたい。というのは、創作を手がけるものとして当然だと思います。

が、時代劇というものは、ある意味、ベタなテーマを、ベタの要素で、ベタにみせる。ということが必要だと思うのです。

八丁堀の七人は時代劇なのですが、根底には刑事ドラマの要素があり、それを上手に組み入れてくれたところにオモシロさがあります。

で、今回の最終話についてです。

七人が死んで誰が喜ぶのでしょうか?

中年の私は、悲しかったです。

若い頃ってのは、悲劇的なものを好んでみていたので、この終わり方に、若い方は絶賛だったかもしれません。 なので、終わり方はターゲット的にはよかったのかもしれないとも思いました。

門が開く=七人の死をもって、江戸の焼き討ち予定がなくなり、めでたしめでたし。
なのだと思います。

悲しいできごと(死)は、物語を盛り上げるために必要なことというのは、わかります。

今回、先に書いたように、勘定奉行に作事奉行といろいろなお奉行・旗本の手出しをできないヒトたちに、戦いを挑み、勝ってきた(相手を切腹にし、自分たちは、免職・死罪を免れるなど、願いをかなえてきた)わけです。

いっつも勝ってばっかりじゃあ、面白くないだろう。
じゃぁ、負けるバージョンも♪ということで、視聴者を裏切ろう。と。

で、今回は、絶対に勝てないヒト=最強のヒト=上様。

しかし、死をもって勝つ(願いを全うする) したでしょ。泣いてね。ってことなのでしょうけど。

もちろん泣きましたとも。
主題歌と、回想にもやられましたよ。

でも、七人の最期もその後の江戸のまちのことも、なんも描かれていない!

七人の運命は、視聴者にゆだねられた。生死は、ご想像におまかせします。

でも、それは、すなわち、制作者側が、描くことを放棄したと、とらえることもできます。

この2006年には、連続時代劇はどんどん減ってしまっているころでした。

時代劇への死を感じていて、このような終わり方になったのかもしれません。

生きるも死ぬも、あなたたち(視聴者)次第ですよ。と。

あらがいきれない時代の波。「なんとか、作り続けたい」と、思っていたが、結局、死ぬしかないのか?テレビ時代劇は滅び行くのだろうか。とそんな意味もこめられていたのかもしれません。

~蛇足~
連れのコメント

「え?これで終わり?次は二時間スペシャルじゃないの?上様は誰が演るの?とか考えてわくわくしたり、出てくる家来を相手に、青山様がたたっきって大暴れするに違いない!とか思うんじゃないの?」

蛇足2
私のつっこみ
「かっこよさを重視したからだとは思うけど(確かに、めっちゃかっこ良かった!)上様に直訴なのに、捕り物装束ではまずいのでは?」
プロフィール

ひらたま@でんぷん

Author:ひらたま@でんぷん
山口県在住 
女性(若くないです)
O型、蠍座
八丁堀の七人と、子連れ狼の大五郎が好き

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