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花と流れ星

道尾秀介さん著『花と流れ星』の感想です。
hanato.jpg

長編2作の次は、短編集。
道尾テイストが凝縮され、せつないながらも読後感が良い。
しみじみ、しっとりと、深く胸にしみわたるかんじです。

では、感想を。(ネタバレになってるかも)

流れ星のつくり方
ラストの一行が胸にぐっときます。

感想というか、推論というか、想像なんだけど、
この少年は、誰にも、謎かけをしているんだろうけど、全然、誰も解いてくれなかったんじゃないかなぁ。
そして、凛、(凛を通じて)真備が、この謎を解いたんだろうね。
ラジオのプレゼントというところが、大きな伏線となっているこの作品。
少年がこの先健やかに育って欲しい、どうか病気が治って欲しいと願わずにはいられない作品。

それにしても、初秋の風が感じられる。文章が上手いなぁ~。


モルグ街の奇術
ちょっと猟奇的なので、怖いよ……。
推理?ホラー?と混乱してしまうし……!
真備が、無茶を言うので笑える。このテイストがお気に入りです。


オディ&デコ
いちばん好きだなぁ。
(ネタばれになるかもしれませんが)謎がわかった後、タイトルを見て、これまたタイトルの謎が解けます。
「あ、そう、そう、そうね。オディ!アンド、デコ!ね!」と、声に出して言ってしまいます。
道尾が少女に言う言葉がとても良い。救われるなぁ~。
道尾探偵、大活躍です♪(真備も、もちろん、謎、解いてます!オディ、デコなのよね~)

箱の中の隼
真備の代わりに、道尾が、新興宗教の教団の中に連れられて行ってしまい、そこで事件が起こるというお話。
設定がおもしろい!そして、道尾と同様、私も、相談者の行動に度肝を抜かれました!
でも、謎を解くのは、やっぱり真備!
最後のお土産のくだりが、とても好き♪真備がぼそぼそつっこむのが笑える。

でも、このお土産自体は、ちょっと笑えない気がするんだが……。
私(が凛ちゃんだったら)は、ちょっとぞっとして食べられないかも……。


花と氷
孫を亡くしてしまった祖父。その祖父と、出会った凛たち。凛や真備だからこそ、その悲しさを見抜くことができたのだろうなぁ。これまたラスト数行に深く考えさせられます。解説にもありましたが、光と闇。その対比が鮮やかに、胸に突き刺さるのでした。どうか、凛と真備の氷、この氷は解けないだろうけど、ちょっとでも、小さくなって欲しいなぁ。


☆それにしても、私は、この三人の関係が、とても好き。

道尾は、凛が好き。それをひそかに、からかう真備。
でも、凛は真備を慕っていて……。
真備といえば、亡くなった奥さんひとすじ……。

それぞれに自分の想いは、届けない(届かない)のだろうけれど、「そばにいる、寄り添ってる」ってかんじが好き。
三人とも、『自分の想いを、人に声高に叫ばない、無理強いしない、強要しない』ってとこが、好きな理由なんだと思う。三人とも、優しいのね♪
プロフィール

ひらたま@でんぷん

Author:ひらたま@でんぷん
山口県在住 
女性(若くないです)
O型、蠍座
八丁堀の七人と、子連れ狼の大五郎が好き

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