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高松商業対海星実況

NHK サイトより転載

1回表
1番安西は見逃し三振。
2番荒内は三塁内野安打。1死一塁。
3番米麦は死球。1死一二塁。
4番植田(響)は三塁ゴロ封殺。
一塁へ送球し併殺。
1回ウラ
1番服部は空振り三振。
2番小川はショートゴロ。
3番島原はショートゴロ。
2回表
5番美濃はライト線へ三塁打。
6番植田(理)はレフト前へ先制適時打。1対0。無死一塁。
7番大熊はバント失敗の捕手フライ。1死一塁。
8番浦は投手前送りバント。
2死二塁。
9番山下はセンター前適時打。
2対0。打者走者は送球間に二塁を狙うもタッチアウト。
2回ウラ
4番小畑はライト前安打。
5番永石はレフト前安打。無死一二塁。
6番田川は捕手前バント三封。
1死一二塁。
7番山口はレフト前安打。1死満塁。
8番春田の代打・松村はレフトへ犠牲フライ。1対2。
2死一二塁。
9番坂田はレフトフライ。
3回表
海星は代打・松村に代わり投手は土谷。
1番安西はショート内野安打。
2番荒内は投手前送りバント。
1死二塁。
3番米麦はセンター前適時打。
3対1。1死一塁。
4番植田(響)のとき一塁走者が二盗。1死二塁。
植田(響)は四球。このとき二塁走者が三盗。1死一三塁。
5番美濃は一塁ライナー。一塁走者戻れず併殺。
3回ウラ
1番服部は空振り三振。
2番小川は二塁ゴロ。
3番島原はショートフライ3回ウラ
1番服部は空振り三振。
2番小川は二塁ゴロ。
3番島原はショートフライ。
4回表
6番植田(理)は二塁ゴロ。
7番大熊の代打・吉田は見逃し三振。
8番浦は空振り三振。
4回ウラ
高松商は代打の吉田がレフトへ
4番小畑はセンターフライ。
5番永石は一塁ライナー。
6番田川は空振り三振。
5回表
9番山下はレフト前安打。
1番安西のとき暴投で一塁走者が二進。無死二塁。
安西はライト前安打。無死一三塁。
2番荒内のとき一塁走者が二盗
無死二三塁。
荒内は投手前スクイズ成功。
4対1。1死三塁。
3番米麦はライトへ犠牲フライ
5対1。
4番植田(響)は二塁内野安打。
2死一塁。
5番美濃は三塁ゴロ。
5回ウラ
7番山口は四球。
8番土谷は投手前送りバント。1死二塁。
9番坂田の代打・飯田は投手ゴロ。二塁走者は三進。2死三塁
1番服部は二塁ゴロ。
一塁への送球がそれ三塁走者生還。2対5。2死一塁。
2番小川はライトフライ。
6回表
海星は代打の飯田がライトへ。
6番植田(理)はセンターフライ
7番吉田は左中間への二塁打。
1死二塁。
8番浦はライト越え適時二塁打
6対2。1死二塁。
9番山下は死球。1死一二塁。
1番安西はレフト前安打。1死満塁。
2番荒内は三塁ゴロ二封。その間に三塁走者が生還。7対2。2死一三塁。
3番米麦のとき一塁走者が二盗
2死二三塁。
米麦はレフトフライ。

6回ウラ
3番島原はライトフライ。
4番小畑は三塁線を破る二塁打
1死二塁。
5番永石は大会第15号となるセンター越え2点本塁打。
4対7。
6番田川は三振・振り逃げ。
1死一塁。
7番山口はレフト前安打。1死一二塁。
海星の投手は美濃に交代。
投手の浦に代わり真鍋が入り二塁の守備へ。
8番土谷は投手前送りバント。
2死二三塁。
9番飯田はライトフライ。
7回表
4番植田(響)は四球。
5番美濃は投手前送りバント。
1死二塁。
6番植田(理)はレフト前安打。
1死一三塁。
7番吉田はライト前適時打。
8対4。1死一二塁。
8番真鍋はセンターフライ。
2死一二塁。
9番山下はレフト越え適時2点二塁打。10対4。2死二塁。
海星の投手は間に交代。
1番安西のとき暴投で二塁走者が三進。2死三塁。
安西は二塁ライナー。

7回ウラ
1番服部は四球。
2番小川は三塁内野安打。一塁への送球がそれ一塁走者は三進
無死一三塁。
3番島原はレフト前適時打。
5対10。無死一二塁。
4番小畑はレフトフライ。1死一二塁。
5番永石はセンターフライ。
二塁走者はタッチアップして三進。2死一三塁。
6番田川はセンター前適時打。
6対10。一塁走者は三進。2死一三塁。
7番山口はセンター前適時打。
7対10。2死一二塁。
8番間は四球。2死満塁。
9番飯田は二塁フライ。
8回表
2番荒内は投手ゴロ。
3番米麦は三塁ゴロ。
4番植田(響)は左中間へ大会第16号となるソロ本塁打。11対7
5番美濃はライト前安打。2死一塁。
6番植田(理)のとき一塁走者は二盗。2死二塁。
植田(理)は右中間へ適時三塁打
12対7。2死三塁。
7番吉田はセンター前適時打。
13対7。2死一塁。
8番真鍋は二塁ゴロ。
8回ウラ
1番服部はセンターフライ。
2番小川はショートゴロ。一塁への送球がそれ打者走者は二進
1死二塁。
3番島原はショートゴロ。二塁走者は三進。
4番小畑は二塁フライ。
9回表
海星の投手は廣森に交代。
9番山下は四球。
1番安西は死球。無死一二塁。
2番荒内は投手前送りバント。
1死二三塁。
3番米麦はライト犠牲ファウルフライ。14対7。二塁走者はタッチアップして三進。2死三塁
4番植田(響)はレフト前適時打
15対7。2死一塁。
5番美濃のとき暴投で一塁走者は二進。2死二塁。
美濃はセンター前適時打。
16対7。2死一塁。
6番植田(理)はライト前安打。
一塁走者は三進。2死一三塁。
7番吉田頭部への死球。臨時代走・米麦。2死満塁。
8番真鍋は押し出し死球。17対7。2死満塁。
9番山下はライトフライ。
9回ウラ
5番永石は見逃し三振。
6番田川はセンターフライ。
7番山口はセンター前安打。
2死一塁。
8番廣森の代打・畑のとき一塁走者は二盗。2死二塁。
畑はセンター前適時打。8対17
2死一塁。
9番飯田は三塁ゴロエラー。
2死一二塁。
1番服部は死球。2死満塁。
2番小川は空振り三振。
試合終了。
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高松商業、準々決勝

二回勝ってウハウハ。
次は、長崎の海星!

打撃戦になるだろうと思っておりました。
最初から、まあ、両チーム打つ打つ。

海星は早々に二番手投手に交代。

「予想は8-3」と言い残し、
夫は仕事に戻りました。

私は引き続き、家に引きこもっておりました。
が、風呂の掃除をしているうちに、なんと、海星が本塁打!とか。全然、気を抜けません!

高松商業が点を入れて、海星が点を返す。
でも、また高松商業が引き離す。でも、また返す。
という展開。

点差は毎回3点差以上あったのですが、見てる私は、いつ追いつかれるかと、ドキドキしまくり。

簡単に2死となった8回かな。
あそこで植田選手が本塁打。これが私は大きかったなあ。と思います。流れが向こうに行こうかとしてたのを再度戻し。そして、また追加点。

そして、9回に本当のだめ押し点(笑)で、相手をねじ伏せたなあ。

後半、ミスが出て、点を入れられてしまったので、相手に呑まれていたようにも感じました。
(主将のコメントは点差が開いて気持ちがゆるんだ。ということでした)

高松商業にしても、海星にしても、3つ目のアウトを取るのがこんなにも難しい試合はないなあと思いました。

ちなみに、最後は10点差で迎えた9回でしたが、やっぱり、三人ではおわらず、結局17-8でした。

ベスト4進出にも関わらず、長尾監督のコメントは厳しいものでした。
悪い高松商業が全部出ました。
とのことでした。

私は、本当にくたびれてしまいました。
ツイッターをしながらでしたので、そちらをみてもらえれば、私のあわてっぷりが楽しめます(笑)

浦投手、美濃投手もくたびれただろう。

休養日があって良かった良かったと思ったのでした。





高松商業対創志学園 実況

NHKサイトより転載

1回表
1番安西は見逃し三振。
2番荒内は投手ゴロ。
3番米麦はショートゴロ。
1回ウラ
1番北川はセンターフライ。
2番草加は投手ゴロ。
3番難波は二塁ゴロ。
2回表
4番植田(響)はショートゴロ
5番美濃は空振り三振。
6番植田(理)はセンター前安打。2死一塁。
7番竹内は四球。2死一二塁。
8番浦は三塁ゴロ。
2回ウラ
4番高井はショートゴロ。
5番藤瀬は見逃し三振。
6番湯井は投手強襲安打。
2死一塁。
7番小林のときけん制で一塁走者が一二塁間に挟まれタッチアウト。
3回表
9番山下は投手のグラブをはじきショートへ転がる内野安打。
1番安西は三塁前送りバンド失敗で二封。1死一塁。
2番荒内のとき一塁走者が二盗
1死二塁。
荒内は三塁内野安打。1死一三塁。
3番米麦は投手ゴロ。三塁走者が本塁を突きましたがタッチアウト。2死一二塁。
4番植田(響)はレフト前安打
2死満塁。
5番美濃はレフト越えに走者一掃の3点適時二塁打。
3点先制。3対0。
6番植田(理)のとき暴投で二塁走者が三進。二死三塁。
植田(理)は左中間に大会第13号の2点本塁打。
7番竹内は死球。2死一塁。
8番浦は四球。2死一二塁。
9番山下はセンターフライ。
3回ウラ
7番小林は空振り三振。
8番高田は三塁ゴロ。
9番本田は見逃し三振。

4回表
1番安西はレフトフライ。
2番荒内は四球。1死一塁。
3番米麦はレフト前安打。1死一二塁。
4番植田(響)は二塁フライ。2死一二塁。
5番美濃は捕手ゴロ。
4回ウラ
1番北川はセンターフライ。
2番草加は三塁前にセーフティバントを試みましたが三塁ゴロ
3番難波はショートゴロ。
5回表
6番植田(理)は捕手ファウルフライ。
7番竹内はレフトフライ。
8番浦はレフト前安打。2死一塁。
9番山下はレフトフライ。
5回ウラ
4番高井はレフト前安打。
5番藤瀬のとき、一塁走者が二盗失敗。
藤瀬は二塁ゴロ。
6番湯井はショート内野安打。2死一塁。
7番小林は死球。2死一二塁。
8番高田は投手ゴロ。
6回表
1番安西はショートゴロ。
2番荒内は四球。1死一塁。
3番米麦は四球。1死一二塁。
4番植田(響)は四球は四球。1死満塁。
5番美濃は二塁ゴロ本封。
2死満塁。
6番植田(理)は二塁ゴロ。
6回ウラ
9番本田の代打・山上は空振り三振。
1番北川は左中間への三塁打。1死三塁。
2番草加はレフト前適時打。1対5。1死一塁。
3番難波は一塁ゴロ。一塁走者は二進。2死二塁。
4番高井はセンターフライ。
7回表
創志学園、代打の山上に代わり野川が入り三塁。
7番竹内は空振り三振。
8番浦は空振り三振。
9番山下は二塁ゴロ。
7回ウラ
5番藤瀬は二塁ゴロ。
6番湯井は二塁ゴロ。
7番小林は二塁ゴロ。
8回表
1番安西はショートゴロ。
2番荒内は見逃し三振。
3番米麦は四球。2死一塁。
4番植田(響)のとき一塁走者が二盗失敗。
8回ウラ
8番高田は一塁ゴロ。
9番野川は三塁ゴロ。
1番北川はレフトフライ。
9回表
創志学園の三塁は永田に交代。
4番植田(響)はライト前安打。
5番美濃は三塁前送りバント。1死二塁。
6番植田(理)はセンターフライ
二塁走者はタッチアップして三進。2死三塁。
7番竹内の代打・吉田は二塁ゴロ。
9回ウラ
高松商、代打の吉田に代わり大熊が入りレフト。
2番草加は死球。
3番難波は投手ゴロ併殺。
4番高井は三塁ゴロ。
試合終了。

高松商業、二回戦

今日、決勝進出となりました高松商業の熱戦を振り返っていきます。


さて、二回戦です。
この試合の前の南陽工が秀岳館に16-0で完敗し、大ショック。
重い気持ちを引きずりながらの観戦です。
(例によってラジオが主でしたが)

二回戦は創志学園。
ピッチャー球が速い、速い。140キロ連発で
1表は、こりゃ苦戦するなあと、思っておりました。
しかし、2表にはすぐヒットが出て、一回戦同様、バット振れてるなあ!と感心。

3回には、本塁アウトなど、チャンスが逃げていきそうになる中、しぶとく繋いで、満塁から5番美濃選手が走者一掃三塁打。6番の植田選手が本塁打。一挙5点にしびれました。ちょうどお昼だったので、テレビで良いとこが見れました!

追加点のチャンスはものに出来ませんでした。
やはり、高田投手が良かったのでしょう。

浦投手が見事な投球で94球でしめました。




高松商業、実況、NHK サイトまとめ

1回表
1番宮崎 二塁ゴロ。
2番守田 二塁ゴロ。
3番神田 二塁ゴロ。
1回ウラ
1番安西は投手フライ。
2番竹内はショートゴロ。
3番米麦は一塁フライ。
2回表
4番藤井は一塁ライナー。
5番渡邉(雄)は見逃し三振。
6番清水は空振り三振。
2回ウラ
4番植田(響)は捕手フライ。
5番美濃は投手ゴロ。
6番植田(理)はレフトフライ。
3回表
7番山内はライトフライ。
8番奥村は空振り三振。
9番藤田は三塁ゴロ。
3回ウラ
7番大熊は空振り三振。
8番浦はセンター前安打。
1死一塁。
9番山下は一塁前送りバント。
2死二塁。
1番安西は四球。2死一二塁。
2番竹内は空振り三振。
4回表
1番宮崎は三塁前バント安打。
2番守田はセンターフライ。
1死一塁。
3番神田は二塁ゴロ。
一塁走者は二進。2死二塁。
4番藤井はレフト前安打。
2死一三塁。
5番渡邉(雄)のとき暴投で三塁走者が生還。
1対0。2死二塁。
渡邉(雄)は四球。2死一二塁。
6番清水は三塁ゴロ。
4回ウラ
3番米麦は二塁ゴロ。
4番植田(響)はライト前安打。
1死一塁。
5番美濃はレフト前安打。
1死一二塁。
6番植田(理)は四球。1死満塁
7番大熊は二塁ゴロ併殺。
5回表
7番山内は三塁ゴロ。
8番奥村は捕手ファウルフライ回表
9番藤田はレフトファウルフライ。
5回ウラ
8番浦はライト前安打。
9番山下は投手前送りバント。
1死二塁。
1番安西はセンターフライ。
2死二塁。
2番竹内は四球。2死一二塁。
3番米麦はセンター越えの2点適時二塁打。2対1と逆転。
打者走者は送球間に三進。
2死三塁。
4番植田(響)はショートゴロ。
6回表
1番宮崎はレフトフライ。
2番守田はショートゴロ。
3番神田はショートゴロ。
6回ウラ
5番美濃は死球。
6番植田(理)は投手前送りバント。1死二塁。
7番大熊はセンターフライ。
二塁走者が三進。2死三塁。
8番浦はセンター前適時打。
3対1。2死一塁。
9番山下はセンターフライ。
7回表
4番藤井はライト前安打。
5番渡邉(雄)は二塁ゴロ二封。
1死一塁。
6番清水は一塁前バント安打。
1死一二塁。
7番山内は左中間を破る2点適時三塁打。
3対3の同点。1死三塁。
8番奥村はライト前適時打。
4対3と勝ち越し。1死一塁。
9番藤田は投手前送りバント。
2死二塁。
1番宮崎は二塁ゴロ。
7回ウラ
いなべ総合の投手は渡辺(啓)に交代。投手の山内は三塁へ。
1番安西はショートフライ。
2番竹内は見逃し三振。
3番米麦は三塁ゴロ。
8回表
2番守田は投手ゴロエラー。
3番神田はショートゴロ。
一塁走者は二進。1死二塁。
4番藤井は右中間を破る適時三塁打。5対3。1死三塁。
高松商の投手は美濃に交代。
二塁の守備に真鍋。
5番渡邉(雄)はセンター前適時打。6対3。1死一塁。
6番清水は一塁前送りバント。
2死二塁。
7番山内はセンターフライ。
8回ウラ
4番植田(響)は四球。
5番美濃はライトへの二塁打。
無死二三塁。
6番植田(理)は二塁ゴロ。
三塁走者が生還し、4対6。
1死三塁。
7番大熊の代打・吉田は二塁ゴロ。三塁走者が生還し、5対6
8番真鍋はセンターフライ。
9回表
高松商のライトは荒内に交代。
8番奥村はセンター前安打。
9番藤田は三塁前バント二封。1死一塁。
1番宮崎は投手前バント二封。
2死一塁。
2番守田は四球。2死一二塁。
3番神田は投手ゴロ。
9回ウラ
9番山下はレフトフライ。
1番安西は死球。1死一塁。
2番竹内のとき一塁走者が二盗
1死二塁。
竹内はショート強襲の適時打。
6対6の同点。
3番米麦は三塁前送りバント。
2死二塁。
4番植田(響)は一塁ファウルフライ。
10回表
4番藤井はセンター前安打。
5番渡邉(雄)は一塁前バント。
二進した走者が一塁へ戻りかけてしまいタッチアウトで併殺。
6番清水は空振り三振。
10回ウラ
5番美濃はライト越え三塁打。
無死三塁。
6番植田(理)のとき暴投で三塁走者が生還。7対6でサヨナラ
試合終了。

高松商業、初戦突破おめでとう!

センバツ、中四国地区が敗戦続きの中、(明徳の大敗には大ショック)山口県の南陽工が0ー0ので迎えた9回、死球2つで、送りバント、これを三塁暴投する間に一点。その後、3ランなどで一挙6点。久しぶりの甲子園勝利に喜んだ昨日。

さて、そんなことより、今大会、私の応援の大本命は高松商業!
枠の小豆島が接戦で敗退した中、里の高松商業には、絶対に勝って欲しい!


試合、立ち上がりは無難にこなす高松商業でしたが、暴投でいらん一点を先制されてしまいます。

それでも、2点を取って逆転!
そして一点追加

よし、このまま。
と、思うもひっくり返され。

8回表には6ー3と3点もリードされてしまいました。
しかし、さすがに神宮大会優勝の高松商業です。
8回裏に2点を返し6ー5
9回には、足の速さで注目、安西選手が決死の盗塁を決め、6ー6同点!
10回には、二番手投手の美濃選手が三塁打を放ち、その後は暴投で生還!6ー7で勝利!

いなべ総合には気の毒な幕切れとなりましたが、高松商業も、同じように暴投してたので、おあいこということかな。

子供の頃から、高松商業の大ファンなので、この勝利はもう嬉しくて仕方ないので、(三重県、及びいなべファンの方どうかこのハシャギ方をお許し下さいませ)

野球王国、四国と言われながら、観音寺中央のセンバツ優勝から、久しく低迷していた香川県。

しかし、近年は、県外の選手で固められていた私立校しか甲子園に顔をみせてなかった(そして、初戦敗退、多数)香川県。

香川県の代表は高松商業と決まっていたのがもう遠い過去となってしまっていた香川県。

そんな中、最近は、夏の県大会にも決勝に進み、惜しくも甲子園は逃しながらも、着実に復活の兆しを見せ、神宮大会を制し、そして、今回、苦しみながらも粘り強く、勝利をもぎ取った高松商業!

本当に、サヨナラ勝ちおめでとうございます!

この一勝は、優勝したぐらいに嬉しいです。

が、まだまだ上を目指して下さい。





火村英生の推理

臨床犯罪学者火村英生の推理。

国名シリーズも割りと持ってるし、
ほとんど読んでるつもりだったのですが。

ストーリーをほとんど忘れてました。

私の記憶がどんどを薄れていきます。アウトプットもインプットも、もはやダメか……
終わってる私の脳……

さて、配役、火村に斎藤工さん、アリスには窪田正孝さん!

アリスの窪田さんが、もう、ばっちりでした。

作家アリス、すなわち火村シリーズのアリスは、イメージはもちろん有栖川有栖さん本人に近いのかな?とも思いますが……
(当たっただけでは痛くもかゆくもありません)と、安楽椅子探偵でのご出演が思い浮かぶ……

しかし、私の中では、学生アリスシリーズ。江神シリーズが大好き。

少年のような可愛いらしいイメージがあり、また、漫画版のイメージもついかされ、可愛いらしいイメージは増すばかり。

そんな中、窪田さんの配役はまさにビンゴ。
かーいらしー。
もう、アリス、窪田アリス見たさに見てました。


江神シリーズの本の題名も出てきたりして嬉しかった!

火村については、

人を殺したいと思ったことがある。危うさを持つ(原作にもそういう記述はありますが、原作の火村には、危うさのようなものは、私は感じない)

斎藤工さんは、そんな危うさん持つ火村を格好良く演じてて良かったです(いや、もう、演じてくれるなら誰でもいいです。)

ただ……この犯罪は美しくない……っていう台詞は、なんとかならなかったかな。(斎藤さんが言うと格好いいから何でもありですけど……なんかねえ、もっとなんとか……)

最終回は、なんと……生死不詳で終わってしまい、またまた、ショックを隠せません。


火村よ、山猫に続いてお前もかーーー。


日テレよ、それが、お前のやり方かーーーー。

で、
ネット配信で続編が見れるそうです。

探偵、青の時代は好きな作品なので見たいなー。
この作品を学生アリスと勘違いしてしまい、
え?火村と江神って同一人物?と思ってしまいました。

作家アリスが学生アリスのシリーズを書いてる設定。

そして、学生アリスシリーズのアリス(ミステリ研)も小説を書いてるのです。

だから、火村と江神って同一人物ってことも言えなくはない。


二人はモデル同士ってことなので。

火村=江神

それに気づいて、火村シリーズより、江神が好きって言ってた私ってどうよ……。と、思いました。

あー、探偵、青の時代。好きなんだよなー。

怪盗山猫

怪盗山猫 感想

ネタバレあり。

原作、怪盗探偵山猫が好きで、主役が亀梨クンということで期待大。勝村役には成宮寛貴さん♪犬井役には、池内博之さん!(似合うーー)

でも、最初に違和感。
原作では、記者、勝村は本当の山猫の顔とか居場所とか知らないという設定。
(仲間とか言うわけではなく、勝村は事件に巻き込まれ、山猫に助けられる……って感じかな)

でも、ドラマでは、始めから、山猫は素顔見せてるし。

勝村も、初めっから、バリバリ、チーム山猫の一員。

ま、これもありか♪うんうん♪ありあり

アクションあり、お笑いあり、山猫の「コアって何だよー」のお説教あり

まあ、こんな演出も楽しいか!うん

……それにしても味方多いなあ!

けどまあ、
「ささきくらのすけ黒幕やろー」(笑)

と、一話完結なお話を楽しんでいたのです。

そんな中、ヤバい雰囲気が。
誕生日を祝われる相棒(笑)勝村。

……来たよ、何故か……スローモーション!

うわ!相棒、また犯人?

成宮君、あんたまた悪ーー!

ということで、はい。
またしても、ええもんから悪もんに。でした。

意外で意表つかれた。
ええ、原作ファンからすれば意外や意外で、がーーーん。ショック。

仲良し感満載の違和感は、これか!
このギャップを出すため
の演出のためか。と、納得。


最終回は、精霊の守り人と重なったので、チラチラ見るだけになってしまいました。


で、やっぱり、おっさん、ラスボスでしたー。

山猫がおっさんをグサリやって、自殺しようとしたとこを、ちばすず……じゃなかったひろせすずちゃんが説得して……

最後、アジトに山猫の音痴な歌が聞こえてきたとこでおしまい。

チラチラ見で感想言うのは、とても卑怯なことですが、後半、最終回は、ガッカリ感満載でした。

人工知能っていやはや。
別に悪は全部Sさん一人でいいやんって思ったのでした。

冬ドラマ堪能

冬ドラマ堪能

今回、これだけ多くのドラマを見たことはありません。(朝ドラは日常です)

推理物が多かったのが理由のひとつですが、原作が好きな二作品もあって、もう至福の時間でした。(録画が出来なかったり忘れたりで全話は見れていませんが)

山猫、火村、お義父さん、逃げる女、女友達、ちかえもん、スペシャリスト、鴨川食堂、大岡越前、真田丸、家族のカタチ、なぞの転校生、などなど

そして、謎解きLIVE 四角館の密室殺人事件。
これと、火村、山猫がかぶってしまった

真田丸太平記も始まり、真田丸と比べながらみてとても面白い!(特に草刈正雄さん格好いい!)
さすがに風神の門は2回ぐらいしか見れませんでした。

映画もテレビで、ジャッキーチェン、長靴をはいた猫、キサラギ、トムクルーズなどなど見た。

劇場では、秋から、イニシエーションラブ、トムクルーズ(笑)、007、劇場霊、スターウォーズ、残穢などなど

読書してないわけではなく、図書館ヘビーローテーションだったりします。
 

それぞれの感想を書きたいのですが、
なんせ時間がありません!書く時間があったら見たいから。(書くなら忍びの累とか書き直しが……)

でもって、春ドラマ!

精霊の守り人


待ってました!!

山猫の最終回とかぶってしまい、山猫と守り人を交互にチラチラ見ることとなってしまいました。涙。

精霊の守り人は、最高!
特にアクション最高!
大好きな松田悟志さんがジンなのです!

もう、番組予告やら、雑誌やらネットやら漁りまくってます!



あー、センバツ始まったのでこの辺で。

高商にジーン

あっ、小豆島見逃しちまった!
でも、宣誓みるよ


ツイッターまたエラー

夕べから書き込みも検索も出来ないなあ。
残念!

午後のまりやーじゅ最終回

午後のまりやーじゅが3年で終わってしまいました。
パーソナリティが変わっても、午後のまりやーじゅだから、メインの山田まりやさんは残ると思っていたので、大ショックでした。

どれだけあの明るい声に元気づけられたことか……

3年前、松村邦洋さんがパーソナリティーの時に生まれて初めてラジオに投稿

まっちゃんのマニアックな高校野球の話題にリスナーのことを心配していた、まりやさん。
「(高校野球の話題に)ついていってますよ」
と、メールを送って、それが読まれて嬉しかったなあ。


番組が始まる前から期待していましたが、思った通り通り、いや予想以上に楽しく面白かった、午後のまりやーじゅ。

ラジオを聞く楽しみの他に、ラジオに投稿するという新しい楽しみをいただきました!

まりやさん、道谷さん、パーソナリティーのみなさん、そして番組スタッフの皆さん!
本当に楽しい時間をありがとうございました。

たぶん、平日の午後は高校野球以外はまたFMラジオに戻るだろうな。
私はまりやちゃんありきだったので。



閑話休題、忍びの累

忍びの蘭、改訂、忍びの累。

忍びの蘭でも桃太郎をベースにしてきたんですが、改訂にあたり、ラスボスを含め、累の設定を変更しようと思いつきまして……。

忍びの蘭では、鬼目線でしたが、忍びの累では、違う目線で行こうかなと。

後、配役ですが、主役のイメージが固まったのと、あと、ゲスト(笑)も、最近好きな俳優さんでイメージして、ちょっと変えたりしてます。

あずみをおりんに変えたりとか。

ということで大幅変更なので、忍びの累はちょっとお休みします。

またいずれ。












忍びの累(忍びの蘭改題)

真田太平記、風神の門再放送記念

忍者祭り、第二弾!
忍びの蘭、再掲載!

ずっと蘭って名前が気にいらなかったので、(女みたいなので)今回、改名することにしました。

累(るい)です。

お話は昔のまんまです。新作でなくてすみません。(の、つもりでしたが後半は変更する予定です)
ちょっと誤字とか言い回しを手直しして掲載いたします。

よろしくお願いいたします♪


1忍びの累(忍びの蘭改題)

忍びの累
その1 楓

「伊賀者、才蔵に何を頼まれた。白状しろ」
甲賀忍びに三人に捕らえられた伊賀者は、舌を噛み切ってのけぞった。
甲賀忍びは、憤怒の形相で、伊賀者の体を地面に叩きつけた。
「才蔵の行方を探る。行け、烏」
「は」
烏は、すぐさま駆け出した。
佐助は、伊賀者の吹矢がささった雉の具合を案じた。
「雉の傷はどうだ?」
百舌は首をふる。
「毒がまわったようです」
「ちっ」
佐助は、舌うちをして、爪を噛んだ。
「くそっ、百舌、お前は俺と一緒に来い。行くぞ!」
甲賀忍びは、自害した伊賀者を捨て置いて、いずこへか去っていった。


半時がたち、倒れていた伊賀者の体が、ごろりと動いた。

伊賀者は、口の中の血糊を吐き出した。

(とどめを刺さないとは、甲賀の猿飛佐助も、たいしたことはないな)

伊賀者は、そう思いながら、半身を起こした。
彼にとって脈を一時止めることなど簡単なことであった。

北風が枯れ葉を伊賀者に吹きつける。

(冷えてきたな……)

懐から白布を取り出し、足の傷に巻いた。佐助からうけた手裏剣には幸いにして毒は塗っていないようだった。
たとえ、毒が塗っていたとしても、毒消しの薬は、忍びの任につくときにはあらかじめ飲んでいる。少々の毒なら、半日もあれば解毒される。

累は立ち上がろうとして腰を浮かせた。その時、懐の中で、かちり、と音がした。

(割れたな……)

割れたのは櫛であった。

伊賀者、その名を「累」という。


累は、伊賀の里で別れた女に想いをはせた。

「累……、……帰りを待ってる」

伊賀の里を出る時、その女、「楓」はそう言った。

忍びに人並みの幸せなどあろうはずもない。そのことは、同じ伊賀者として忍びの修行をしてきた楓も分かっているはずだった。使い捨ての駒のような人生に、伴侶などという普通の暮らしは、元来二人の頭にはなかったはずだった。

しかし、二人は情を交わした。

累は、楓の顔を見ず答えた。

「忘れろ」

楓は、一瞬顔を歪めたが、すぐに微笑み返した。

「これを私だと思って持っていって」
楓は櫛を差し出した。

「いらぬ」
累は首を振った。

しかし、楓は無理やり持たそうとした。累は、思わず、はねつけた。

櫛は、土間に落ちて二つに割れた。

「あっ」

楓から一筋の涙が落ちた。
累は、何も言わずに、楓に背を向けた。
同じように、自分の気持ちにも背を向けた。


伊賀の里を出てから一年、累は、小店で同じような柄の櫛を見かけた。

買う気などさらさらなかった。
が、最後に見た楓の顔をが思い出されて足を止めてしまった。

「どれにいたしましょう」
店の主人に声をかけられた。

気がついたら累は櫛を手にしていた。
なまじ、忍び働きの金があったためだ。

その後、累の懐の中にはいつも櫛があった。

任についている最中、懐を握り締めていて、はっとしたこともあった。
働きを終えた日の終わりに、焚き火にあたりながら、櫛を眺める時もあった。

(里に帰ることがあったらこの櫛渡すつもりなのか?あの割れてしまった櫛の代わりに楓に渡そうとしているのか?)

「女々しい奴だ。私は」

累は小さく呟やいた。
何度となく、焚き火の中に櫛を放り投げようとした。
山に捨てることなど簡単なことであったのに、しかし、結局、捨てられなかった。

櫛はいつも懐の中に戻された。


累は、二つに割れた櫛を見て、はたと、気づいた。

「忘れろ」

その言葉は、楓ではなく、自分へと向けられるべき言葉だとようやく気づいた。

累は、立ち上がり、駆け出した。

北風が枯れ草を揺らす。

その中に二つに割れた楓柄の櫛。
鉛色の寒空の下、その赤い柄は小さな花にも見えた。


2忍びの累

その2 結衣

才蔵に会うため、累は山道を急いでいた。

(むっ)

木の上に気配を感じ、累は足を止めた。
山賊が三人、木の上から次々飛び降りてきた。

「金目の物を置いていきな」

この間は、行商姿であったが、今日の累は、編み笠をかぶった武士の姿に変装していた。

「金などない」
一言だけ言って、足早に通り抜けようとした。しかし、相手は、累の行く手を阻んだ。
「金などない。相手にしている暇もない!」

「何だと?この野郎、これが目に入らないのか?」

怯む様子など全くない累の態度に一人が腹をたて、持っている斧を振り上げて向かってきた。
しかし、累はこともなげに身をかわした。 

「ぐぬう!」
振りおろされた斧は、勢い余って、後ろの木にぐさりと突き刺さった。

後の二人も、累の頭めがけて振り下ろそうとする。
累は、それぞれの手首をつかんだ。
「うぅぅ」「ぐうぅ」
二つの斧は累の頭上で、止まったままだ。
累は二人の手首を下に捻った。
二人はくるりと体を回されて、地面に叩きつけられた。

木に突き刺さった斧を抜くことをあきらめた先の男が累に突進してきた。
累は今度はまるで馬跳びでもするようにひらりと飛んで身をかわした。男は、勢いあまって、地面に無様に転がった。

累は、ほどけそうになった笠の紐を結び直し、袴の裾を払い、歩き出そうとした。

が、またしても、男が現れた。

「気にいらねえなぁ」
「お頭、こいつ強いですぜ!」

手下たちは、その背の高い男にすがりついた。
「てめぇらもだらしがねえこったぁ」

お頭は、手下の頭を叩いた。

「持ってるくせに、刀抜かねぇってのが、おいらは、気にいらねえな。その身軽さ、おめえ、侍じゃねぇな……」

累は手下たちに編み笠を投げつけ、駆け出そうとしたが、山賊たちは累の回りをぐるりと囲み、逃げ道をふさいだ。

ざっ。

累は、木の上に向かって、飛び上がった。

「なにい」
山賊たちはあっけにとられた。

累は、木の枝を両手でつかんだ。
そして、まるで猿のように木から木へと移っていく。

「くそっ、生意気な奴め!」

手下が累に向かって斧を投つけた。

斧は累の体をかすめて、枝に突き刺さった。

(むっ)

累は急いで次の枝へと渡ろうとしたが、間に合わなかった。その枝は累の体重を支えきれずに、ぼきっと鈍い音をたてて折れた。

累は、崖から転げ落ちていった。

「ここから落ちたんじゃ助かるめぃ。捨て置くがいいさ。みなの者、行くぜい」

その一部始終を少年と少女が見ていた。


累が目を覚ましたのは、小屋の中だった。
「お侍さん、気がついた?おぶってここに連れてきました。結衣と言います。この子は五郎」
結衣と名乗る少女は、息もつかずにそれだけしゃべった。

五郎は水を持ってきた。
「はい、おじちゃん」

微笑む笑顔は、なんともいえずかわいい。結衣も顔や衣服が汚れていたが、そこはかとなく気品がある。

「ありがとう」
累は礼を言って水を飲んだ。

「お侍さん、すごいね。刀抜かなくても、兄者たちを負かしちゃうんだもん」

「あ、あのね人殺しはしないんだよ。ただ、脅してお金を取るだけ。今はこんなだけど……昔は兄上だって……」

この二人は山賊の仲間だった。

累は、結衣の言葉を遮り、立ち上がろうとした。
「無理だよ。そんなひどい怪我なのに」
結衣があわてて止める。

「そうだ、待ちな。ゆっくり体を治してからにしな。さっきは悪かったな。源三は、気が荒くてなぁ。金もほんとに持ってなかったんだな。ああ、悪いが懐ん中改めさせてもらった。商売だからな」

いつのまにか、山賊のお頭が帰ってきていた。

「兄上、もうやめよう、こんなこと」結衣は言う。

「兄上なんぞと呼ぶな。お頭って呼べ。結衣!」

男は、全然、悪びれずに酒を飲みだした
結衣は、あきらめたように横を向いた。
「薬草取りに行ってくる」
五郎は、お頭の顔色を伺いながらも、結局は、結衣の後を追った。

「少しの間だが世話になる。すまぬ」

「ははは、礼なら結衣たちに言ってくれ。おめえの怪我は元はといえばおいらたちのせいだし。謝ることなんざ……ねぇぜ……」
お頭はまた酒をあおった。


数日後、結衣の看病のおかげか、累の怪我は、急速に回復した。

ある日、累は懐から小刀を取りだした。

「何をするの!」
結衣は咄嗟に腕をのばして五郎をかばい、五郎も短い腕で姉の結衣をかばおうとした。

累はそんな二人を見て微笑した。
「そこの竹を取ってくれないか?」

累は、薪用に置いていた竹を削りだした。わずかな時間で累は竹とんぼを作った。
「はぁ~」
五郎のため息ともなんともいえない嬉しそうな声と、きらきらした目を見て、累は再び微笑んだ。

「ほら、持っていきな」
「ありがと」
「良かったね、五郎!」
五郎と結衣は、小屋の外に駆け出していった。

「だいぶ良くなったようだな。おいらも、おめえのように、ひどい怪我を負った時があったが、おいらは長い間と寝ていたぜい。おめえも、夜も酷くうなされてるようだが……」

お頭は累をじっと見つめた。
「うなされるのは、やはり、傷が痛むのだろうな……」

累も男を見つめ返した。

「お前、名前は?」
と、男は聞いたが、累は押し黙った。

「ふ、お前も名前を忘れたか?それとも言いたくないのか……」

累が口を開こうとするのを男は遮った。
「言いたくないなら、別に聞かない。おいらも、昔の名前は忘れてしまった、いや、すべて捨ててしまったのさ。結衣、五郎。母親は違うが、父親はみな一緒。おいらの兄弟だ。そして、今では、おいらは、山賊の頭領。ははははは。」

「……なぜ、武士を捨てたんだ」

「めんどくせぇからだよ。……って、累よ、おめえさん、なぜ、俺が侍だなんて言うんだ?」

「『侍ではない』と見抜けるのは、あんたが侍だからだ。それと、結衣が、『兄上』と呼んだ。山賊ごときに、兄上と呼ぶのはありえんと思うがな」

「ははっ、こいつはいい。飲めよ!」
男は大笑いした。

「兄上!怪我をしている人に酒を薦めるだなんてよして。冗談はやめてください!」

結衣が戻って来て、兄から酒をとりあげた。

「それに、あなたも!怪我人は寝てください」
「寝てくださぁい」
「昼間は全然痛くないようですけど、夜中、すっごく苦しんでるんですよ。五郎が怖がるくらい、大きな声で叫んでたし」

「そうか……すまない……」
累は二人に謝った。

結衣の手厳しい声と、まねをする五郎。累は二人に押さえつけられるようにして横になった。

「それにしても、おめえ、一体何者だい?おめえさん、粥しか食ってないのに、本当に傷の治りが早すぎる……。傷は治ってるようだが、夜中に痛むってどういうことだい?」

男はますます鋭い視線を、累に向けた。
「おいらの名は藤里信吾だ。ふ・じ・さ・とだ……」

数日がたち、累は小屋を出ることにした。別れを告げると、結衣は寂し気にうつむいた。

旅立ちの朝、小屋には結衣の姿はなかった。

結衣は、山道で累を待っていた。

「私も連れてってください」
結衣は、累にすがった。

累は首を振った。
「連れてはいけない。五郎や兄上たちが寂しがる。……結衣、粥、美味しかった。世話になった」
累は、結衣に頭を下げた。

去って行く累を、結衣は唇を噛みしめて見送るしかなかった。

「さようなら」
結衣の背後で五郎が叫んだ。
「さよなら」
結衣も小さく呟いた。


3忍びの累

その3 美緒

累は忍びの働きを終え、飯屋で一服していた。

(今晩の宿はどこにしようか)

野宿をするには寒い。しかも、今日は夕焼けがやけに美しい。こんな日は、ことさら冷える。できれば屋根のあるところで眠りたい。

累が思案していると、人相の悪い男が一人、入ってきた。
と、同時に、母親の手伝いをしていた男の子が、びくりとして柱の陰に隠れた。
その男は、飯を頼む風もなく、店の奥までずかずかと入っていった。

「美緒、金を用立ててくれないか?」

女主人に向かって、粘着質な声を発した。

「ありません。あなたに渡すお金などありません。帰ってくれませんか」

「なにぃ、亭主に渡す金がないだと。儲けた金があるだろ」

と、その男は、先の客が置いて行った茶代をつかみとった。

「返してください。それに、あなたなど、亭主でもなんでもありません」

二人がもみ合う内に、土瓶の湯がひっくり返り、じゅわっと湯気をたてた。

はねた湯が累の顔にぷちっとはねた。

「大の男が、女相手に、吠えるなよ」

累は顔をぬぐった。

「ふっ、俺に喧嘩売ろうってのか」
「ちょっと、お客さんに手だすのはやめてください」

男は、止める美緒を突き飛ばし、累に殴り殴りかかってきた。累はその拳をつかかみ、腕を捻った。

「痛っ、いたたた。離してくれ」

しかし、累は余計に力を入れた。

「美緒、なんとか言えよ!」

「帰って下さい」

「分かった。帰る、帰るから、いたたた」

累は腕を離してやった。男は捨て台詞を吐きながら去った。

「すみません、お見苦しいところをお見せしてしまいました。痛っ」

美緒は突き飛ばされた時に腕に擦り傷を負っていた。

「手当てをしよう」

累は、懐から白布をだして、美緒の腕に巻きつけた。

「すみません……」
「おじちゃん、泊まっていって」
「こら太郎、そんなことを言っては、ご迷惑ですよ」
「だって、また、あの人来るかも。怖いよ」

太郎は、あの男をおびえているようだった。累は厚かましいとは思いつつ、ありがたく申し出をうけることにした。


隣の部屋で、美緒は太郎を寝かせつけているようだ。昔話をしている。
それが、聞くともなく累の耳に入ってきた。
どうやら「ももたろう」の話のようだ。
「どんぶらこ~どんぶらこ~」お馴染みの語り。

「どんぶらこ、どんぶらこ」と、繰り返す美緒と太郎の声に累は気持ちが和んだ。屋根や布団の温かみ以上のぬくもりを感じた。

「……ももたろうはおにをたいじして、おにのたからをもってかえりましたとさ。めでたし、めでたし」

美緒の語りが終わると同時に、太郎の寝息も聞こえてきた。
累も同じように眠りについた。


「がるるるるるるうううう・・・ぐるるるる・・しゅうううううう」累は夢を見ていた。

(また、あの夢だ)

累は夢の中で、もがいていた。

月の光のような冷たい獣のようなの目。
真っ赤に裂けた口。
毛だらけの腕。
そして、異臭。

何者かはわからないが、まがまがしいものということだけが伝わってくる。
累は刀で応戦する。
しかし、毎回刀は空を斬るだけ。

そして裂けた口がもっと大きく開かれ、累の肩を食い破った。

がばっと、起きた。

(また同じ夢)

ぐしょりとした汗が着物にまとわりついていた。

「だいぶ、うなされたご様子でしたよ。さぁ、何もないけれど、朝餉を召し上がってくださいな」
「おじちゃん、はい」

眩しい朝の光。美緒のすがすがしい声と太郎の屈託のない声に、累の悪夢は薄れていった。

「では、ありがたく、馳走になります」

「さようなら」
手をふる太郎に背を向け、累は飯屋を後にした。


4忍びの累

その4 綾

氷雨が降りそうな夜。累は武家の屋敷の屋根裏に忍び込み、密談を盗み聞いていた。

「曲者だ」
と、叫び声があがった。屋敷内が騒がしくなった。

(自分にぬかりはないはずだ。気づかれた気配はなかったはず……)

累は、動かず、じっと聞き耳をたてた。

「そっちだ。曲者はそっちへ逃げたぞ!」

(やはり、自分ではなかった)
累はそのままじっとしていた。

「くそっ」
「追え!そう遠くには行っていないはずだ」

家来たちの怒声が聞こえる。

「何事だ。騒々しい」
屋敷の主の声もする。

「はい。賊が一人忍びこんでいた様子。手傷を負わせましたが、生憎く取り逃がしました。今から追っ手を差し向けます」

「どうせ、雑魚だ。追わずともよい」
「はっ」

家来は主人の指示に従い退いた。密談相手の客人も帰路につき、屋敷は静かになったのを見計らってから累は屋敷を退散し、その姿は闇に溶けた。

累がねぐらにしている社の堂。

そのぼろぼろに破れた戸を開けようとしたが、一瞬手を止め、息を止めた。

(先客がいるな)

間合いを計り戸を開けた。

と、同時に中から人が刀を振りかざしてきたが、それを予測していた累は難なくそれを交わした。その者は、勢いあまって、地面に転げた。
累はその者を背後から組み伏せ、両手を締め上げる。

(女……くの一か……)

女の手から刀が落ちた。白布を巻いた右腕から血がにじみ出ている。

(なるほど、さっきの屋敷の曲者ってとこか)

「殺すのなら早く殺せ……」
女は強がった。

「殺生は嫌いだ」
累は一言告げた。

女は手をふりほどこうともがいた。

「じたばたするな。よけい痛い。傷口も開く」

「ふっ、なぶり殺しにするのがあんたの趣味か」
と、累に向かってつばを吐いた。

「殺生は嫌いだと言っただろ。殺しなどせん」

とうとう、氷雨が降り出した。

「濡れると着物を乾かすのが面倒だ」

累は、背後から両腕を羽交い絞めにしたままで、女忍びを立ち上がらせ、堂の中に引き入れた。

「この傷は、先刻屋敷でうけた刀傷だな」

「!」
女は驚いたように累を見つめ、ようやく体の力を抜いた。

累は女から手を離した。
女は、小走りで奥に逃げた。体を低くし、短刀を構えた。

「これを傷口に塗っておけ」
累は、塗り薬らしき物と新しい布を奥に放った。
累は外に出て女の刀を拾い、それも放り投げた。

「お前何者だ?……味方か?」

累は何も答えなかった。女はとまどいながらも、刀を引き寄せ、薬を塗り、布を巻き変えた。

雨音が激しさを増している。

無言に耐え兼ねたように、女が口を開いた。

「さっきはすまなかった。つばなど吐いたりして本当に悪かった」
女は頭を下げた。

「あんたも忍びだろ?私を助けたってことは見方だよな?これは、ひょっとして噂に聞く伊賀の秘薬か?」

累は女の問いに答えることはなかった

女はまたしても口を閉ざすしかなかった。

無言の時が流れた。
雨音が少し弱くなった。

「世話になった。私は綾。」
礼をいい出て行こうとする綾を累は止めた。

「今、外に出るのはまずい」
「追っ手か?」

緊迫した面持ちで、綾は刀を握りしめ、堂の扉を見つめた。

「さあな」

累は、外の様子を推し量るかのように静かに目を閉じた。
またしても雨音が強くなってきた。

「……5人か」

激しい雨の音しか綾は聞こえなかった。

「なぜそれがわかる?」

綾は、疑問を口にしながら、刀を構えて、戸に近づいた。

「やめとけ」
「なぜだ。5人ぐらいなら斬れる。あんたが殺生が嫌いでも私は斬る!斬らなきゃ殺られる!」

「吠えるなよ。それにお前の利き腕はまだ力が入らないはずだ」


堂の戸が開いた。

しかし、五人の追っ手が見た時、そこはもぬけの空だった。

「くっ?どこへ行った?」
「ここではなかったか?」
「この雨だ。どちらにしてもそう遠くへは行っていないはずだ。探せ」

この声を堂の下で、累と綾は聞いていた。


声と足音が遠ざかっていった。
「これ、あんたが細工しておいたのか?」
「ああ」
「殺生は嫌いってことか?」
「ああ」

また無言の時が過ぎた。ふとるのが綾を見ると、刀を握り締めたまま座って眠っていた。その視線に気がついたように綾が目を覚まし、累と目があった。綾はあわてて横を向いた。

「手傷を負った女を襲うような趣味はない」

綾は聞こえないふりをした。

夜明けが来た。雨は止んではいたが、霧深い朝だった。

「借りができたな」
「別に返さなくていい」
「では」
「では」

二人の姿は川霧に消えていった。

5忍びの累 ~おりん~

その5 おりん

今宵も春というのに冷え込んでいた。
累の暖は、焚き火と酒。小さな篝火のはぜる音がしていた。
そこに、何者かの息遣いと駆けてくる足音も聞こえた。それは累の後方で止まった。累の様子を伺っているようだった。

「そんな所で立っているなよ。気味が悪い」
累は振り向きもせず言った。

「人を斬ってきたのか?」

身構えた人影に対して、累はそのままの姿勢を崩さなかった。

「刀に手をかける暇があったら、その辺の枝でも、くべてくれ」
そう言いながら、自身も小枝を炎に入れる。

その者は鞘から手を離し、累に近づいてきた。
女であった。
この寒い中、薄い衣を身にまとっているだけの格好に累は少々戸惑った。

「動きやすそうだが……見るからに寒そうだな」

累は首をすくめた。

「火に当たれよ。酒もある……」

累に言われるままに、女は火のそばで身をかがめた。受けた酒をあおったが、むせただけで、すぐに累に返した。

累は、小枝を投げ入れて、女の顔を見つめた。炎が風に揺れ、女の顔を照らす。
女の頭の上でまとめた髪も揺れていた。

半時ほどたっただろうか。

「来る……」
不意に累は、炎を見つめながらつぶやいた。

「消すぞ」

闇が二人を包んだ。

女は身を固くし、囁いた。

「私は追われている。あんたを巻き込むわけにはいかない。逃げろ!」

草むらから数名の忍びが現われた。

「おりんだな」
「連れの者がいるとは聞いていないが、どうする?」
「面倒だ。その男も斬れ!」

追っ手は、二人に斬りかかってきた。闇の中、聞こえるのは、刃を交す音だけだ。

おりんが、数名の男たちを斬り終わるのに、たいした時間はかからなかった。息をはずませることすらなく、おりんは最後の一人にとどめをさした。

「手鎖、御免」

腕に巻いていた鎖が棒状に伸びた。
面妖な武器が追っ手の喉元に突き刺さった。

「闇の鎖、また一つ切りました……」



「おみごとだな。夜目があれほどきくとは。たいした腕だ。みたところ、抜け忍ってとこか?」

「お前、何者だ?何故にそんなに落ち着いてるんだ?お前もかなりの腕前とみた。逃げもしなかったが、戦うこともしなかった。何故に刀を抜かなかったのだ」

おりんは、静かだが、強い口調と、厳しい眼差しを累に向けた。

「逃げる暇がなかったし、刀も抜く暇もなかっただけだ。敵の刃を交わすだけで精一杯だった」

「嘘をつくな」
おりんは呻いた。

おりんは、その男が逃げもせず、自分を庇うかのように動いていたのに気づいていた。そして、おりんが斬りやすいように、相手を押したりひいたりしていたのだ。

「何故、私を助けるように動いた?」

「ふ、ばれてたか?ただ、酒を邪魔されたのが気に入らなかっただけだ」

累の態度に、おりんはとまどった。

「お前は一体、何者なんだ。だいたい、あの時、私には追っ手の足音など聞こえなかった」

「もう、人を殺すのはたくさんだ」
「ああ、私も人を殺すのは嫌いだ」
「好き嫌いですむ問題じゃない!」

おりんは、絶叫して、崩れ落ちた。

「私が行く所で人が死んでいく……」

「忍びには死はつきもんだ。宿命だ」

累は諭すように呟いた。

「やはり、お前も忍び……」

「ああ……」

「宿命?忍び同士ならまだしも、私が関わる人は皆死んでいく……私に優しくしてくれた人までもが死んでいく……」

「そもそも、忍びに幸せだの普通の暮らしなどない」

累は冷めた声で話した。

「しかも、抜け忍ときてる。お前の行く先に待ってるものは死しかないだろ。でも、それわかってて逃げ回って殺しあってるんだろ?」

非情で無情な累の言葉に、おりんは激昂した。

「逃げてるのではない!ただ、私は娘に会いたいだけ……だけど、そのことで人が死ぬのが……」

おりんの言葉を累は遮った。

「人が死ぬのが辛いのか。でも娘に会いたいんだろ。人が死ぬのと娘に会いたいんのを天秤にかけてお前は、娘に会うのを選んだ。なら、それを貫くしかないだろ。娘に会うまで、誰が死のうが生きようが、自分は死なずに生き延びるしかない」

無情で非情な累の言葉に、おりんは打ちのめされた。

「ああ、飲み過ぎた。このおしゃべりは酒のせいってことにしてくれ」

累はそう言っておりんを残し去っていった。

去って行く男を見つめながら、おりんの気持ちは不思議と落ち着いていた。
娘に会うまでは、この修羅の道を突き進むと改めて思うのだった。

6忍びの累

お江

「釜風呂もなかなかよきものであったが、ここもまた格別。月や星を眺めながら湯につかるのは、風情があってよいものだなぁ。なぁ、累」
「はい」
「それにくわえて、桜見物までできるとは、歌の一節、二節口をついてでそうだな!」

累も、頭上を見上げた。
見事満開な桜、空には満月。そよりと吹く風が花びらを散らし、野天の湯面にも浮かんでいる。忍びの仕事を一仕事終え、頼み人の男とともに、野天の湯に来た累は久々の休息を味わっていた。
累は、楽しげに話す男の聞き役になっていた。

この男、真田幸村を暗殺しようと目論んでいたが、幸村に惚れてしまい、暗殺どころか、幸村につくことを決めたようであった。猿飛佐助の悪口も時おり口にしていたが、すでに良き相棒になっている様子が感じられた。

「ほんに、お主は口数が少ないのぉ。佐助に殺され、死んだことになってるお主だが、ここでは死人のように口を閉ざすことはないぞ」

累は佐助に討たれて死んだ。

死んだことにすれば、動きやすい、男も累もそう思ったのだ。
伊賀の里にも死んだ便りが届いてるはずであった。

(帰りを待ってる……)

累の脳裏に楓の顔が浮かんだ。
しかし、累にはもう帰る里はない。
が、それが累の気持ちを軽くもしていた。

「あ、そうだった。忘れておった。酒!酒!おい、酒だ!爺、累を喋らすには酒だ」

「なにい?爺ですと?爺よばわりされるいわれはござりませんぞ。はい、はい、若、わかっております。もう酒は用意できておりまするぞ。しかし、何が風情なものですか、そんなに大声を張り上げて……」
男を若と呼ぶ年寄りの男が、世話をこまごまと焼いている。爺と言われて反発しつつも嬉しそうである。

「爺、さすがだな!累、お主も遠慮なく飲むが良い!」

湯面に浮かべた桶に酒。この上のない極楽だと累は思った。男も鼻歌を歌い、上機嫌である

「なあ、風情だなぁ。あとは、酌をしてくれるのが野郎ではなく、妙齢な美女であればのぉ」

「ええ、そうでございますな。このようなおいぼれで、あいすみませぬ。しかし、若の音痴な歌を聴いて、桜の木が震えているのではありませぬか?」

「なにぃわしの美声にケチをつけるのか!」

「ふふふふふ」
いつの間にはいってきたのか、知らぬ間に女が湯に浸かり、累たちを眺めて微笑んでいた。

「お、お、おんなが、いたぁ!」
「また、大声を出して、はしたない!」

爺がたしなめるが男は、女に興味津々のようである。

「この辺りの百姓女かの?なあ、どう思う?と、ここで、ごちゃごちゃ言っていてもしようがない。ここはひとつお近づきになるとしよう。累、抜け駆けだが許せよ」

そういって、男はそろりと女に近づく。
「ここの湯は良いのぉ……。この辺りの者か?」
「はい」
女はにこりと微笑んだ。女の褐色の肌が、月明かりに輝いている。
「一日の終わりにこうして湯につかるのは良いものであるな。ここは風情があるし。歌の一つでも詠んでと……え、月明かり……月明かり……いや、桜咲き……桜咲き……」

男は、なかなか歌をつくれずにしどろもどろの様子である。
「ああ、若、歌など作れないのに、無様なことじゃ。きっとまた振られる」

と、言いながらも、爺の顔は楽しげだ。
累も男を暖かく見つめていた。この男、同じ生業の忍びであるのに、なぜか影がない。明るさがいつも漂っている。安穏、安らぎ、そんな言葉が浮かんだ。

どおぅ
月に雲がかかり、生ぬるい風が吹いた。
累は、軽く目を閉じる。たった今、浮かんだ言葉が一瞬で消えたことを悟る。

さばっ
累は湯から立ち上がる。ひきしまった体の表面を、湯が玉のようにはじけ光りながら、流れ落ちる。

累は、桜の枝をばきりと折った。
「おいおい累、何をする?」
しかし、男も異変を察知した。
「む?」
だらしない目尻りが一瞬のうちにきりりと吊り上がる。

ひゅん
月明かりに光るものを見た。
累は咄嗟に桜の枝でそれを払った。

がしっ。
枝はそれをはじき飛ばし、先の木の幹にぐさりと突き刺さった。

(む?形状からして甲賀の手裏剣だな)

手折られて、舞い散る花びらをうけつつ、累の目は、険しくなった。

ざざっ……
四人の覆面装束の男たちが、蘭たちの前に現われた。
「風流のわからぬ無粋な奴らだな」
累が心の中で思ったことを、男が代わりに声にした。
「一緒に湯に浸かって酒を飲みにきたわけでもなさそうだな。累、女を頼む!」

女は、細いがしなやかで引き締まった腕を、累にあずけしがみついた。
累の手が女の胸に触れた。
「!」
累の手元を見て男は叫んだ。
「あ、どさくさに紛れて触るとは!ずるいぞ」
累に気をとられたと見て、賊は男に斬りかかった。

が、男は桶で、湯を掬い、賊にかけた。わざと隙を作ったのだ。
「ぎゃっ」
その湯は泉源の熱湯であった。目潰しをくらい、賊達はひるんだ。その賊の刀を男は奪った。

「この湯を血で汚すにはしのびない!」
かちり、刃の向きを切り替え、賊の肩をがつんと一撃、賊は倒れた。
「で、そちらさまは」
仁王立ちの男はもう一人の賊に向き直った。
かつん。
あわせた相手の刀は一撃ではじきとんだ。
男は賊の首根っこをつかみ、湯に沈めた。
ほどなく賊はおとなしくなる。


累は、女を自分の背でかばいながら、二人の賊を相手にしていた。
手にしている物は桜の枝だけだ。累は枝をもう、一折りし、賊に投げつける。

「うわっ」
見事に賊の目に命中する。
それを見届けないうちに、累は湯の中を走りはじめていた。
賊の刀をかわし、賊の背後に回り、残った枝で、後ろから羽交い絞めにする。

「甲賀者が何故襲う?と、聞いても答えんだろうな……」

累はぎりりと締め上げるが、賊はうめくだけで、答えは得られない……。

累は賊を痛めつけつつ、ふと、自分の視界の隅に映った女の姿を見た。
その女と目があった。
「!」
累は、賊を突き放し、相手の鳩尾を枝の先で突いた。
「ぐぅうう」
「く、ひ、退け!」
賊三人は去っていった。
「興ざめな奴らだ!」
男は、刀をがざりと捨てた。

「もう、せっかくの湯がだいなしでござる」
先ほどまで、身をちぢませていた爺は、湯舟でのびていた残りの一人に、こつん、と拳骨をくらわした。

累は女を見つめた。

「なぜ甲賀者が襲うのだ?そなたを?」

「なにぃ!あいつらは、我らではなくこの女を狙っただと?どういうことだ?」

「ふふふふふふ」

詰め寄る男にも、女は含み笑いで答えるだけだ。いつの間に着替えたものか、すでに着物を纏っている。

「お二人とも、その太刀さばき、さすがでござりまいた。図らずもこの目でしかと見ることができまいた。そして、賊の狙いが私だとよくお気づきなされまいたな」
女ははぐらかすように、また、にこりと微笑んだ。

「伊賀の霧隠才蔵さま、孫八さま、そして……死人の……累……」

累たちを見つめる目が怪しく光った。

「なにぃ、なぜ、拙者たちの名前を知っているのだ?」

「ふふふふふ、またじきに、お会いすることとなりましょう。ふふふふふ」
含み笑いを残し、女の姿は消えた。

「忍びなのか?あの女?ただの百姓女と思うたが」
「才蔵殿、あの女、体が震えていなかった。心の臓も動悸が早いわけでもなく、落ち着いていた」
「なにぃ」

累は、思うままを才蔵に告げた。

「ふつうの女であれば、悲鳴を上げて逃げ惑うはず。忍びだとしても、戦うはずのところをあの女は、賊や私たちの動きを冷静に見つめていた。その肝の据わり方といい、私たちの名を知っていたことといい……おそらく真田の草の者、女忍びの中で一番の遣い手……おそらく、噂に聞く、お江かと」

累は、女~お江~がしがみついてきた時、気づいたのだ。
たくましく、しなやかな四肢は、畑仕事で鍛えられたものではなく、忍びとして、野山を駆けめぐり、数々の戦いの中で培われ研ぎ澄まされていたものであろうと。
あの瞳、一つも怯えがなく冷静なあの瞳もまた、いくつもの、人の死にざまを見てきた目だということを。

「なにぃ累、お主それを早く言わぬのだ!わしは、後を追うぞ!幸村直属の配下、草の者お江だと!なにぃ、もっと話をせねば!」

勢いよく歩き出した才蔵であったが、湯底の苔に足もとをとられた。
「があ!」
足がはねあがる。
ざばん。派手な飛沫をたてて、才蔵は仰向けに背中から湯に沈んだ。

「ごぼっげふっ」
才蔵が湯を飲みこむ音がそれに続いた。

(才蔵、不思議な男だ。切れ者のくせに、なぜか邪気のない男だ)

累はくすりと笑った。

「ふふふふふふふ」
どこからか、お江の声も、風に乗り聞こえてきた。
桜の花びらが舞うとともに、その声も消えた。


7忍びの累

その7  樹里亜


五月の空が青い。少し歩いただけで、汗ばむ陽気となった。
累は港にきていた。武器商人の店に下働きに入り、その実情を偵察し、任務は終わった。

(船着場での荷運びの手伝いも、今日で終わりだ)

今回の任務は人との斬り合いもなく、気楽なものであった。港の人足として働く方が性にあってるのではないか?とも思ったほどであった。輝く太陽を仰ぎ、累は久しぶりに自分の顔がほころぶのを感じていた。

「人が落ちたぞ!」

その声に累は素早く反応した。
港の男たちが次々と飛び込むのを見て、自分も海に飛び込んだ。見事な泳ぎっぷり、あっという間に沈みかけていた者を腕をつかんだ。抱え泳ぎをしても、周りの男たちよりも速い。

陸にあがった累たちの元に、みなが駆け寄った。

金色の髪に、透きとおるように白い肌。
瞳を閉じて瀕死の状態でも、美しい女だった。

「このお方は、樹里亜さまだ」
「あぁ異人屋敷の娘……」
船着場の連中がひそひそと噂話をはじめる。

「ううっ」
樹里亜は、息をふきかえした。
供の者が近づいたが、しっかりと累の首筋にしがみついて離れなかった。

「あんたが連れていくしかないね」
累はやっかいなことになった。と思いつつ、樹里亜を抱えた。

かなり大きな異人の女性を抱えても累の腰はふらつくこともなかった。

その姿をみて、また野次馬たちは感嘆の声をあげた。

累は、通称「異人屋敷」の主人、すなわち、樹里亜の年老いた父親に見込まれ、気に入られてしまった。
累は、用心棒のように頼られてしまった。報告は手紙にしたためて終わりとし、もう三日も異人屋敷に滞在していた。

特に、樹里亜にも、すっかり慕われてしまった。

彼女は意外にも、流暢な日本語を話した。

貿易の仕事で、日本にきた主人は、当地が気に入り、供の下働きの者とともに住みついたらしい。樹里亜の母親も呼び寄せたいのが、異国の地で待っている。

しかし、再び、累に忍び仕事が入った。

明日にでも別れを告げようと思っていたその夜のことだった。

累は不審な物音を聞きつけた。
「盗人か?」
累は物音もたてずに自分の寝どころから起き上がり、奥の部屋へとかけだした。
やはり、盗人のようである。部屋の装飾品を物色している。

しかし、累は背の高いその男に見覚えがあった。山賊の頭、結衣と五郎の兄・藤里信吾だった。

信吾は、累に気づいて驚いたが、逃げる気配はなかった。

「また、会ったな」
「こそどろかい?」
「ああ、ここには金目のものがありそうだからな。お前も何か盗むのかい?」

累は苦笑した。

「いや、用心棒として雇われてる。賊なら捕らえねばならんな」

そう言われても、信吾は逃げなかった。

「それにしてもさすがだな。ここの主人の胡散臭さをかぎつけるとは」

「一体何のことだ?俺は、溺れている樹里亜を助けた。その縁でここにいるだけだ。明日にでもここを出ようと思っている」

「嘘だろ」

累には信吾の問いが全くわからなかった。

「ここの異人屋敷の主、貿易稼業は表向き。実は『何かを探し』に、遠いこの異国の地まで来たらしい。それが、どこかにあるかはわからない。だが、この国にあることだけは確からしい。すごい、お宝らしい。おいらとしては、そのお宝、ぜひとも、拝んでみたくてな」

信吾の瞳があやしく光った。

「きゃあー」
樹里亜の悲鳴が聞こえた。
二人はあわてて寝室に向かう。
数人の賊が樹里亜に襲いかかろうとしている。
累は、賊をひきはがした。
が、しかし、賊は発砲した。

「危ない!」
累は樹里亜を抱え、横っ飛びで、弾丸をよけた。

「やはり、ここには、お宝があるってことか」

信吾は、笑みさえ浮かべ、鉄砲を持った賊に体当たりしていった。

鉄砲がはじけとんで、累の元にころがる。
累は急いで拾い上げ、賊に銃口を向けた。

「くそっ、ひけ!」
累と信吾は賊を追いかけたが、闇に彼らは消えていった。

だが、累の目は、自分を見つめる、もう一人の忍び装束の者をとらえていた。木々の陰に隠れてはいたが、累にはそれが誰だがはっきりとわかった。ほどなく、その者も軽い身のこなしで闇夜に溶けた。

「なぜ、ここに?あいつが……」

「おおぉ、」
累のとまどいを引き裂くように、樹里亜の悲鳴が聞こえた。
累たちはふたたび部屋に戻った。

「聞かしてもらおうか?あんた、何を探しているんだ?」

主人が重傷を負っているにもかわらず、信吾が鋭い言葉をあびせる。

「く、黒い……いし……私は、それを手に入れようとしていた。樹里亜、お前は帰りなさい、母さんの所へ。ジュリア、ゴー、ホーム」

「黒い石?それが宝なんだな?」
「黒い…………黒……いち……」

「ち?石ではなく血?なのか?って何だ?おい!はっきりしろ!」

「やめろ!信吾!」

主人はその言葉を残し、息絶えた。樹里亜の嗚咽が部屋に響いた。

樹里亜は母親の元に帰国することとなった。
船着場まで、累は見送りにきた。

「樹里亜……」
累には言うべき言葉が見つからなかった。

累は異国の者がそうするように、そっと樹里亜を抱きしめた。

樹里亜は累に体をあずけたが、すっと離れた。

「お父様を殺した人を見つけて。そして、私の代わりに罰を与えて……お願い……」

「ああ、おいらたち二人、その依頼引き受けたぜ。おめえさんの仇はおいらたちに任せな」

累が口を開こうとするのを遮ったのは、信吾だった。

「お願いします」

潮風が彼女の金色の髪を巻き上げた。







プロフィール

ひらたま@でんぷん

Author:ひらたま@でんぷん
山口県在住 
女性(若くないです)
O型、蠍座
八丁堀の七人と、子連れ狼の大五郎が好き

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