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裸探偵ひら・幸村伝説殺人事件

裸探偵ひら 幸村伝説殺人事件

というものをずいぶん前に書きました。
14年も前になるかな?

ひらHPに掲載しております。
真田太平記、風神の門が時代劇専門チャンネルにて、放送中ということで、忍者祭り決定!

こっちにも掲載予定。懐かしい。
そのうち、忍びの蘭も引っ越しします。
どうか、よしなに。

映画「キサラギ」(アイドルのオフ会から始まる物語)を見たこともあって再掲載します。
裸探偵ひら・忘却の岬(妄想捏造編)より前に書いたというか、最初に書いた作品。

裸探偵。

最終目標は、この裸探偵が有名になり、いや、ならんでもいいので、深夜で実写化されることです(笑)

いつも明るい安村さんが流行っているし、小島よしおさんとかお笑いの「裸需要」はあるはず(笑)

ちなみにこの裸探偵の見所は、
犯人を追い詰める際、裸になるところです。

自ら真っ裸になることで、犯人の心を開き、犯人が隠し持っている証拠を暴き出そうとするのです(笑)

「証拠はある!持っていないというのなら、裸になってみろー」

で、
実写化に際して、毎回、局部の隠し方がポイントになるのです。

配役は、今が旬の安村さんならうってつけ。隠すの上手いですもん(笑)

逆光とか、前に花瓶があったり。邪魔をする何かがポイント。

でも、個人的には、民王のグラブってるおにちゃんが第一希望です。







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1裸探偵ひら 幸村伝説殺人事件

裸探偵ひら 「幸村伝説殺人事件」 ひら&青山(ひらたま)



プロローグ

九度山真田庵。ここに奇妙な伝説がある。
安居天神の地で朽ち果てた真田幸村の魂が、ここに舞い戻り
満月の夜に獣のような雄たけびを上げると言う。

いつしかそれは、わらべ歌となって現在に残っている

青いお月さん雲の窓
かげに隠れて石を討つ
うさぎ引き裂き 耳叩き
首がなくては食えませり
首よ首、首、首どこじゃ……
首よ首、首、首どこじゃ……


その九度山でこんな恐ろしいことが起きるとは!
じゃじゃ~~~ん
世にも奇妙な難事件に挑む、みかけはあほだが、頭脳は天才 その名も

『裸探偵ひら』~幸村伝説殺人事件~

その1

第一章九度山オフ会

「遅刻だ!」
お国のコスプレをしたナタまめは、九度山駅を出ると急いで坂道を登って行った。

「今回のオフ会は全員集合だから、ひらさまに会えるわ!楽しみ」
ナタまめは動悸が、坂道のせいだけではないと感じていた。

ここ和歌山県九度山真田庵では、NHK水曜時代劇「風神の門」BBSの初の『全国オフ会』が、開かれることになったのだ。宿はお師匠さまの温泉付き別荘を貸切って宴会らしい。みんなコスプレ、手作りの登場人物の衣装を着て集っているのが見えた。昭和55年放送のテレビドラマが好きな連中が勢ぞろいしている。

小説家のひら(関西在住) 
語り部のお師匠さま(関西) 
作詞家のあきひ(関西) 
作曲家のあかね(関東)
下(ネタが好きな)の万左衛門(関東)  
追っかけのまゆみ(関東) 
アナウンサーの紅葉(関東)  
殺陣師の蘭(関東) 
評論家のヤスベエ(関東) 
画家のぽっと出の絵人(関東) 
ヤフーのうさぎ(関西) 
女優のさと吉(関東) 
宣教師のザビエル(関東)  
プロレスラーの音羽(関東) 
編集の青山(関西)

総勢16名の風神オタクが集まることになった。

「ひらさま」
ナタまめは、真っ先に才蔵に扮したひらに駆けよった。
「お、ナタまめさま。会いたかったでござる」
「私もです」
この風神の門オタクたちは掲示板では、皆、様づけで呼びあっていた。

「ナタまめさま、確か、あなたは、筆とペンを使い、そして、ときおり腕やら足にひっついて困る『アレ』を駆使するお仕事でしたよね。『アレ』とは飯粒つまりはそれで作った糊のこと。そして『出張』とくればあなたのお仕事は『襖職人』でしょ。襖絵を描き、張り、そしてお宅での襖の設置。大変な仕事ですね」
「ち、ちがいます」という間もなくひらは去っていく。
「へ、変な人!」

ナタまめは、早々に気持ちが萎れるのを感じたが、お師匠さまを見つけ、話しかけた。
「お師匠さま、お会いしたいと思っておりまいた」

管理人が不在のBBS掲示板で、このお師匠さまは、作品の語り部として大きな功績を残していた。
ドラマのあらすじを書き起こしていたのだった。

言葉遊びが巧みで、年長組である彼は、みなから慕われている存在だった。

お師匠さまの見た目は、少々、髪の毛は淋しい方と感じたが、思ったとおり、彼は瞳の優しい人物だった。二人の話題はいつしか歴史の話になっていった。聞いているだけで癒されてくるそんな落ち着いた声と話ぶりだ。

「人生とは。夢とは。この真田庵に座っていると、しみじみそんなことばかり考えます。幸村もここで茶を飲みつつ、自分の力を試してみたいと思っていたのでしょうな。そうそうナタまめさん、こんな歌があるんですよ」

お師匠さまは静かにわらべ歌を歌い出した。

青いお月さん雲の窓
かげに隠れて石を討つ
うさぎ引き裂き 耳叩き
首がなくては食えませり
首よ首、首、首どこじゃ……
首よ首、首、首どこじゃ……

「さぞかし、無念でしたことでしょうな」ナタまめも目をつぶり幸村を想像した。
「あ、ナタまめさん、いいものを見せてあげましょう」
お師匠さまはうれしそうに樋口可南子の生写真を見せた。彼女は風神の門では青子というお姫様を演じていた。

「美しいでしょう。私の宝物なんですよ」
「お師匠さま、素敵ですね」

お師匠さまの話は尽きることがなかった。心地よい初夏の風が二人の間を通り過ぎる。
他のメンバーも、恥ずかしいと言いつつ、みんな喜んでなりきり遊びを楽しんでいる。中でも、耳次に扮したあきひは早々にぼけをかまし、おゆき役の音羽につっこまれ、皆の笑いを誘っていた。

2幸村伝説殺人事件

その二

他の観光客は、異様な光景の中年集団 を、いぶかしそうな目で見つつ去っていった。日暮れになり、一行は、お師匠さまの別荘へと向かうことになった。お師匠さまのマイクロバスに乗ると『時間差』がエンドレスで流れ出し、みんな大声で歌った。遠い道のりだった。バスから降りると深い谷に一本の吊り橋が架かっていた。
「あそこです。古い旅館を買い取ったのですよ」
お師匠さまは橋の向こうを指差すと、一軒のひなびた建物が見えた。皆はるんるん気分で橋を渡り別荘へ向かった。

「温泉もありますよ」とお師匠さまが言った。
「よ~し。温泉じゃ~」とひらが叫ぶと「おー」と万左衛門もそれに答えた。二人はすっかり意気投合している様子だ。
「ふ~温泉は露天が最高!」と、男性陣が、どぼんと飛び込んだ。
「でも、風神はやっぱり混浴じゃないと」
ぽっと出がぽそっと言った。
「さああああ『行水』というか、混浴よーーーーーー」とさと吉の声が聞こえ、向こうから女性陣がタオルを巻いてやってきた。
「わ~~お~~混浴最高!」みんなで酒池肉林の大騒ぎだ。
ひらと万の『ふるぴんショー』もばかうけだ。混浴タイムは興奮のるつぼで、宴会へとなだれ込んだ。もう、何がなんだか、誰が誰だか分からなくなっていた。
大広間ではどんちゃん騒ぎがはじまった。

うさぎはおろおろしていた。

「あっ、あきひさん、ちょっと教えて欲しいんだけど」
「ごめん、なんだか、お腹の調子悪いねん、トイレ行ってくる。ちょっと待ってて」
慌ててトイレにかけこむあきひを見送るうさぎに、女性陣がよってきた。
「あらあら、万さまのお株、あきひさんに移ったかな?」ヤスベエは笑った。

「あ、あのすみません、あの人がお師匠さまですか?」
小さく指差しながらうさぎが聞いた。

「いいえ、あの人は蘭さまよ」
ヤスベエがちょっと頬を染めながら答えた。
「ハンドルネームとお顔、それに、本名。ごちゃちゃで覚えられなくて。せっかくだからと色紙に寄せ書きしてもらおうと思ってるんですけど」
「うさぎさん、音羽です。私も新人だし、同じようなものよ。仲良くしてね」
紅葉やあかねもそばによってきた。
「いいって、そんなの。私なんか、蘭さまを女性って思ってたし」
「私は、蘭さまとザビエルさま間違えてたよ」
「で、青山さまってどの人でしたっけ?」
「青山さまは?あれ?いないね。たぶんトイレでしょ」
「じゃじゃじゃあん!誰が誰ってわからなくてもいいよ~ん。でも、わしがひらだよ~ん」

素っ裸で近づいてきたひらから逃げるように、うさぎはまゆみや、さと吉に薦められるままに飲みだした。飲み比べでは、紅葉が一番はじめにダウンして、大広間でぐーぐー眠り出した。続いてまゆみも疲れがでたのか眠りに落ちた。

そんな時、遠くでドーンと雷鳴のような音が聞こえた。
「なんだろう」
ナタまめの気持ちに一瞬不安がよぎったがすぐに忘れてしまった。

3幸村伝説殺人事件

その3


トイレにたったナタまめは、少し横になりたかった。先に休ませてもらおうと、女性陣の部屋に戻った。しかし部屋のドアに鍵がかかっている様子で開かない。
「あれ?」そうこうしてると、お師匠さまがそこに通りがかった。
「あっ、お師匠さま、ここ鍵がかかっているんですよ」
「誰か寝てるんじゃないですか」
「ええ、何回も開けてって言ってるんですが、返事が無いんです。合鍵、ないですか?」
「合鍵ですか、残念ながらないんですよ」
そこに、あかねと音羽も顔を出した
「ねえ、ナタまめさま、青山さま知らない?」
「うさぎさんが話したいっていうから探してるんだけど」
「じゃあ中に青山さまがいるんじゃない?もうちょっと、大きな声で呼んでみましょう」
皆でドアを叩き出した。しかし、まったく反応がない。
「これはおかしい?なにかあったのかもしれません。皆さんちょっと下がってください」

お師匠さまはそう言うと、おもいっきりドアに体当たりした。ばりばりっと音をたててドアが壊れ、お師匠さまもろとも内側に倒れこんだ。
「さすが、お師匠さま!」とナタまめは言ったが、部屋に横になっている青山を見て愕然とした。

「ぎゃーーーーーーーーーーーー」
あかねと音羽は叫んだ。青山は目を見開いた状態で首から血を流していた。
「青山さまが、死んでいる?」ナタまめはがっくりと膝をつき崩れ落ちた。

「なんてことだ!!早く、誰か呼んでこい!女の人は見ちゃいかん!」お師匠の声に三人は慌てて飛び出した。

「どうしたの?」庭で談笑していたヤスベエと蘭がやってきたが、青山の死体を見て愕然となった。ひらと万左衛門は裸のまま固まっていた。ぽっと出の絵人は二人の絵を描いていたが筆を取り落とした。

「けけけけけけ警察に、ででででで電話してー」
さと吉のかなきり声に、みな携帯を取り出したが、圏外表示で誰一人使えない。
「そうだ!別荘の電話だ!」ザビエルが、急いで玄関の受話器を取り上げたが、うんともすんとも云わない。
「貸せ」と蘭が受話器を奪い、フックをガチャガチャとやった。
「電話線が切れている!」
「なにーーーーー」皆は愕然となった。

「あきひ、来い!」万左衛門は素早く浴衣をひっかけて、玄関を飛び出した。
「ひ、人を呼んできます!」あきひも、ころがるように後を追った。みんな、どうしていいかわからず、ただ呆然と立ち尽くしていた。

「ここは、わしの出番のようじゃな」とひらは裸のまま部屋に入っていった。

「これは明らかに殺人事件だ!とにかく警察が来るまで、現場を保存しなければなるまい。お師匠さまとナタまめさま意外の方は大広間に戻っていてください」

ひらはそう言うと、死体を調べ始めた。獣のような噛み痕が残されていた。部屋の出口は破られたドアと窓が一つ、窓は内側から鍵が掛けられている。部屋の鍵はドアの近くに落ちていた。「ん!」と鍵をしゃがんで見たひらは振り向いて言った。
「このドアは鍵が掛かっていたんですね」
ナタまめは状況をすべて説明した。
「お師匠さま、ここにいるのは私らオフ会のメンバーだけですよね」
「そ、そうです」
ひらはすっと立ち上がり、なぜか右手を前に出し、言った。
「これは、密室殺人です」
「なにーーーーーーーーー」



「大変だ!吊り橋が落ちてるー」あきひが帰ってきた。
「どういうこと?」ナタまめがふるえる声で言った。
「吊り橋のロープが切れて橋が落ちていたんですよ。なんか爆破されたみたいだった」
万左衛門も肩を落とした。
「お師匠さま、他に道は?」あきひがお師匠さまの顔色を見た。
「あの橋以外に道はありません!」
「なにー」
「じゃあ、警察も、誰も、ここには助けに来れんのかいな!一体どうなってるんや!!」
かぼそいあきひの声が絶叫に変わっていた。

「つまり、わしらは、ここに閉じ込められたってことだな」
腰に手を当てた裸のひらが仁王立ちでうめいた。

4幸村伝説殺人事件

その4
第ニ章 わらべ歌

浴衣に着がえたひらとみんなは青山の死体をそのままにして、大広間に集まった。
「痛え、またお腹痛くなってきた」あきひが腹をかかえてうずくまった。
「私がついていきましょう。何かあったら大変です。ひらさん、みんなを頼みましたよ」
お師匠さまがあきひを支えるように出て行った。

「青山さんが、死んだなんて。まだ、彼女の似顔絵描いてなかった」
ぽっと出の絵人がぽつりと言った。まゆみは、騒動に目を覚ましたが、紅葉は相変わらず寝ている。ゆすっても起きない。
「うそ寝でもないようだし、起こさずにいよう。起きている方が悪夢だ」蘭がうめいた。

みんなの話をまとめると、青山の生存は宴会の最初までは確認できた。
「そうすると、死んだのは宴会の途中だな!」
ひらが叫んだ。
「宴会の時なんて、みんなめちゃくちゃやってて誰が何してたなんか覚えてませんよー誰のアリバイも証明できないっすよー」ザビエルが悲痛な声をあげた。

その時、ナタまめは大声をあげた。
「あっ、私、花火のような音を聞きまいた!あの時吊り橋が落ちたなら、犯人は、青山さんを殺して逃げ出したんですよ!」
「でも、密室だったんでしょ!」ヤスベエの言葉に、みんなはさらに頭をかかえた。
「幽霊のしわざ?」まゆみは震える声で言った。
「そんなばかな!」万左衛門は首を振った。

「きちがいじゃが……しかたがない」
と、あかねが、ぽつりとつぶやいたのを、ひらは聞き逃さなかった。

「それにしても遅いね、あの二人」ヤスベエが言った。
「私が、見てこよう!」
「僕も行きます!」
蘭と万左衛門が、トイレに走ると、お師匠さまが戸口で待っていた。

「もう!落ち着いてできません」
あきひがうーうー呻く声が聞こえてきた。
「う~出ないよ……」
「しょうがないなあ。だいたい下ネタは拙者の専売特許なのに。まあ、戸口で待っててやるよ」
「お師匠さま、私たちが代わりましょう。なあに、幽霊の一人や二人ひねりつぶしますよ」
蘭は、万左衛門とともにトイレの前で、見張りに立った。
プロフィール

ひらたま@でんぷん

Author:ひらたま@でんぷん
山口県在住 
女性(若くないです)
O型、蠍座
八丁堀の七人と、子連れ狼の大五郎が好き

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